新型コロナ対策分科会の提案する新たな「レベル分類」 これまでとの違いは?
レジスタンスレベルの定義旧ステージ分類(2020年8月 新型コロナウイルス感染症対策分科会発表)
⑤直近1週間とその前の1週間の比較
新しい「レベル分類」の概要は?
新しい「レベル分類」の概要(作成:Yahoo!JAPAN)
「ステージ分類」から「レベル分類」に変更となった背景は?
日本国内の新型コロナワクチンの累計接種者数の推移(Yahoo!JAPAN 新型コロナワクチン接種状況より)
感染症専門医。国立国際医療研究センターを経て、2021年7月より大阪大学医学部 感染制御学 教授。大阪大学医学部附属病院 感染制御部 部長。感染症全般を専門とするが、特に新興感染症や新型コロナウイルス感染症に関連した臨床・研究に携わっている。 ※記事は個人としての発信であり、組織の意見を代表するものではありません。本ブログに関する問い合わせ先:[email protected]
自動運転レベルとは?定義・呼称・基準は?
自動運転レベル1(運転支援)の口語的定義は「運転自動化システムが動的運転タスクの縦方向又は横方向のいずれか(両方同時ではない)の車両運動制御のサブタスクを特定の限定領域において持続的に実行。この際、運転者は残りの動的運転タスクを実行する事が期待される」とされている。
■自動運転レベル2:「部分運転自動化」
自動運転レベル2(部分運転自動化)の口語的定義は「運転自動化システムが動的運転タスクの縦方向及び横方向両方の車両運動制御のサブタスクを特定の限定領域において持続的に実行。この際、運転者は動的運転タスクのサブタスクである対象物・事象の検知及び応答を完了し、システムを監督する事が期待される」とされている。
トヨタ:Toyota Safety Sense
Toyota Safety レジスタンスレベルの定義 Senseは、高速道路や夜間の走行、駐車・発進・停車など多彩な運転シーンに合わせた予防安全の機能パッケージだ。
レクサス:Lexus Safety System
レクサスに搭載されているLexus Safety Systemは、クルマのさまざまな安全システムを連携し、安全性を高めていくという「結合安全コンセプト」に基づき開発された「予防安全パッケージ」。全車速追従機能付のレーダークルーズコントロールやレーントレーシングアシスト、レーンチェンジアシスト機能などを備えている。
レクサス:Teammate
レクサスに搭載されているTeammateは、自動運転に対するトヨタ自動車独自の考え方「Mobility Teammate Concept」に基づき開発された、AI技術搭載の高度運転支援技術だ。
「Advanced Drive」では自動車専用道路での速度調整や車線維持、車間維持や分岐などの運転支援が安全に行われ、ドライバーはその間ハンドル操作から解放される。「Advanced Park」は高度駐車支援技術であり、直感的なスイッチ操作で高度駐車支援を行ってくれる。駐車時のアクセルやブレーキ、シフトチェンジなどが全て自動で制御されるという。
日産:プロパイロット
ホンダ:Honda SENSING
スバル:アイサイトシリーズ
マツダ:i-ACTIVSENSE
■自動運転レベル3:「条件付き運転自動化」
自動運転レベル3から自動運転を担う主体は一定条件下で「システム」側に移る。
市販化モデルでは独アウディが「A8」で先陣
市販化モデルにおけるレベル3は、独アウディが2017年に発売したフラッグシップセダン「Audi A8」が先陣を切った。高速道路や中央分離帯のある片道2車線以上の道路で、時速60キロメートル以下の低速で交通が流れている場合に、ドライバーに代わってシステムが全ての運転操作を引き受ける「Audi AIトラフィックジャムパイロット」を搭載可能としている。
日本メーカーではホンダがレベル3搭載車で先陣
レベル3の市販化モデルではアウディのA8が先陣を切ったが、2021年3月にホンダが日本で初めてレベル3の搭載車両として新型レジェンドを発売し、話題となった。この新型レジェンドには国土交通省からレベル3の型式認定を受けた「Traffic Jam Pilot」機能が搭載されている。
中国におけるレベル3車両の先陣は?
中国では、レベル3搭載車の一般市場参入への競争が加速している。中国のEV(電気自動車)スタートアップであるHuman Horizonsは、2020年末から生産を開始する完全電動車両「HiPhi X」に自動運転レベル3を搭載すると豪語している。2017年に創業したHuman Horizonsの自動運転技術については未知数な部分も多いが、OTA(Over The Air)によるソフトウェアアップデートで、最新のソフトウェアを保てることが特徴のようだ。
FXの水平線の「時間軸」レベルを意識できていますか?
トレード手法
「水平線」の時間軸レベル
FXのチャートには「1分足」「5分足」といった短い時間軸から、「週足」「月足」といった長い時間軸まで存在します。
さて、当たり前の話ではあるんですが、「複数の時間軸」レベルが存在する以上、そのチャートに引かれる「水平線」にだって「時間軸レベル」という概念が存在するんです。
まず、 「この水平線は1時間足レベル」 みたいな認識は、トレーダーごとの認識なので、その辺の判断がこの記事とずれていても気にしないでください。
少なくとも、自分が 「この時間軸のチャートにおいて、この価格が注目されるだろうな」 という分析があるからこそ、水平線が引かれているはずです。
その水平線を引いた時のチャートの時間軸が、その水平線の 「時間軸レベル」 です。
すると、 水平線がどう機能しているか? という「印象」もやはり違って見えてくることがあります。
その辺りを、水平線に価格が到達した時に 「抜けた」 と判断する場面と、 「反発した」 と判断する場面に分けて見てみましょう。
「抜けた」の判断
レジスタンスを抜けて上昇トレンドが継続しているので、上の画像の緑色の波認識のレベル感において、次の押しを待って 「押し目買い」 を狙ってみましょう。
今回の場面は、実は 「5分足」 の時間軸でずっと見てきましたが、同じ場面を 「4時間足」 の時間軸で見てみると、、、
なので、今回は「5分足」レベルとしては「抜けた」という判断は出来たと思いますが、その背景に 「4時間足」レベルでは「まだ抜けてないよ」という意識も必要 だったということです。
「反発した」の判断
次は、上位の水平線に到達した時に 「反発」 の判断についてです。
「反応」「反発」「反転」 の順に、水平線が大きく働いたと言えます。
少なくとも、 その水平線の時間軸レベルのチャートにおいて、ローソク足の形がどうなっているかに意識を払いたい です。
例えば、下位レベルにおいて「反発」した景色になったので反発方向にエントリーしたとして、その後に水平線の時間軸レベルにおいて、ローソク足が抜けそうな景色で確定してしまった場合と、ローソク足が「ヒゲ」などで確定した場合では、 その後の注文の集まり方にも差が出ます よね。
どのくらい 「確認」 に余裕を持たすことが出来るのかは、そもそもどういったトレードプラン (用語解説) を立てているのかによってきます。
少なくとも、 その水平線の時間軸レベルのチャートにおいて、ローソク足の形がどうなっているかに意識を払いたい です。
ですが、どちらのトレーダー傾向だとしても、 その水平線の本来の時間軸レベルにおいて、どういった景色になっていて、どのような判断がその時間軸レベルでされそうなのか、という点に常に意識を持っておきたい です。
【FF14】打ち捨てられた遺物を効率良く集める方法
FF14の攻略
本日はパッチ5.45で追加されたレジスタンスウェポンの効率についての考察です。
今回のレジスタンスウェポンでは「打ち捨てられた遺物」というのが最終的に15個必要となります。
これを集めるためにはノーマルの「グンヒルドディルーブラム」をクリアすることで1個確定ドロップ、もしくは「死者の宮殿」で10層ごとのボスを倒して経験値が貰えるタイミングで稀にドロップとなっています。
今日は「グンヒルドディルーブラム」と「死者の宮殿」のどちらが効率が良いかを考えてみたいと思います。
周回の効率の良さとは何かを考える
効率とは「使った労力に対する成果の割合」となっています。つまり効率が良いというのは、成果の割合が高いことを指します。
実はここの考え方を変えてみると、打ち捨てられた遺物の周回は 人によって効率が良い周回場所が変わる ことがわかります。
今回の周回の効率の良さは「成果の割合が高い=得られるものが多く、時間効率が良い」とすると、以下が効率の良い周回場所として上げられます。
- 全ジョブレベル80の場合=グンヒルドディルーブラムで周回
- レベル60未満のジョブがある場合=死者の宮殿
グンヒルドディルーブラムの周回
理由は「死者の宮殿で得られるものが無い」ためです。
シャードや高額で売れる髪型もドロップし、なおかつ打ち捨てられた遺物が確定ドロップのため無駄がありません。
1回につき40分強かかるグンヒルドディルーブラムですが、これをもっと短くクリアできる方法は無いのでしょうか?
実は効率良くクリアするためには「仙薬パーティ」に入ると良いとありました。
この仙薬とは「○○の仙薬」を全員で使用し、なおかつロストアクションを用いて高速にグンヒルドディルーブラムを周回するというものです。
通常40分強かかるのが20分弱と時間が半分になるので、この 「仙薬パーティ」が最高効率 と言えるでしょう。
この仙薬はシャードを鑑定することでゲットすることができます。
しかし、この仙薬を獲得するためには「ボズヤクラスター」3つでシャードと交換するか、グンヒルドディルーブラム零式でドロップするシャードが必要となります。
超回復理論とは|筋肉と運動パフォーマンスを最も効果的に発達させる全知識
この記事は山口淳士が執筆しました。
EXOS Performance Specialist/米国公認アスレティックトレーナー(BOC-ATC)/NASM-PES, CES
中京大学体育学部体育科学科卒業後、Bloomsburg University大学院でアスレティックトレーニングを学び、米国公認アスレティックトレーナーの資格を取得。2016年4月に6年間のアメリカ生活を終えて日本に帰国。現在はEXOS Performance Specialistとして、某大手企業内フィットネスセンターで運動指導などを行っている。また、アスレティックトレーニング系ブログ「CHAINON」と、熱中症ブログ「熱中症.com」を運営している。
1. 「超回復」とは。二人の専門家が構築した「GAS」理論に基づいている
超回復は、ある理論における身体の反応の一つです。 少し詳しくいうと、ストレス(=外部からの刺激)に対する身体の反応を説明した「General Adaptation Syndrome(=GAS:汎適応症候群)」と呼ばれる理論があります。この理論に出てくる反応の一つなのです。
このGASという理論を提唱したのはハンス・セリエ(Hans Selye)というカナダの生物学者です。ハンスは、人間の身体はストレスに反応して3つのステージを経る、と説明しました。
このGASという概念を、運動やレジスタンストレーニングに応用して説明したのが、ジョン・ガルハンマー(John Garhammer)というバイオメカニクス・生理学の専門家です。
2.超回復に関わる4つのフェーズとは
超回復に関わる4つのフェーズ。原典はNSCA’s Guide to レジスタンスレベルの定義 Program Design P.215
2−1.まずはアラームフェイズ=警告反応期から
筋トレをすると(=外部からの刺激・ストレスを身体が受けると)、多かれ少なかれ筋肉が損傷します。皆さんがトレーニング後に筋肉痛になるのは、筋肉の筋繊維が損傷しているからです。
さらに、筋トレによって疲労がたまり、収縮を繰り返した筋肉は硬直し、トレーニングで使ったエネルギーは身体から失われます。これらが原因で、筋トレをした後は、一時的にパフォーマンスが低下します。これは、筋トレによって、筋肉をはじめとした人間の身体に刺激・ストレスを受けた時に起こる最初の反応であり、「アラームフェイズ(=警告反応期/疲労期:グラフ❶)」と呼ばれます。
2−2.身体を元に戻そうとするレジスタンスフェイズ
筋トレをして、身体がこのアラームフェイズを迎えると、身体はそのストレスに反応して、適応しようとします。具体的に言うと、筋肉(筋繊維)が損傷すると、身体は「ヤバイ!傷ついた!治さないと!」と、身体が自ら修復作業を開始します。骨折が良い例ですね。多くの骨折は、手術はせずにギブスなどで固定をして安静にしておけば自然に骨はくっつきます(複雑骨折のようなひどい骨折になると手術が必要なケースもあります)。
このように人間の身体は、壊れてしまった組織を自ら修復する能力があるのです。
筋肉の場合は、筋肉の損傷を修復するだけではなく、たまった疲労を回復させ、筋肉の痛みや硬直を和らげ、低下したパフォーマンスを元のレベルに戻していきます。これらの身体の適応反応が起こるのが「レジスタンスフェイズ(=抵抗期/回復期:グラフ❷)」です。
2−3.いよいよ超回復期(スーパーコンペンセイションフェイズ)へ
このレジスタンスフェイズで適切な休息・休養をとると、「スーパーコンペンセイションフェイズ(=超回復期:グラフ❸)」を迎えます。
つまり身体はある部位を損傷すると、それを修復する過程で、以前よりも少しだけ強くして、次にその刺激・ストレスを受けた時に耐えられる身体を作ろうとするのです。
この「骨が折れると治った時に少しだけ太くなっている」と同じことが、筋トレをした後にも起こります。筋繊維が損傷すると、身体は修復作業を開始し、次回同じストレスを身体が受けても耐えられるようにと、損傷前よりも少し強くします。同じ刺激がきたときに、より少ない痛みや、より少ない疲労で済むように、あまり筋肉が硬直しないように、身体を準備します。これが超回復と呼ばれる現象なのです。
2−4.強度が高過ぎたり休養が足りないとオーバートレーニングフェイズに
筋トレの強度が適切であれば、その後適切な休養をとることで超回復の効果を得ることができます(詳しくは後述します)。 しかし、もし強度が高すぎて筋肉の損傷が多すぎたり、休養が足りずに過度な疲労が溜まってしまったりすると、身体がそのストレスにうまく適応できないことがあります。
すると、アラームフェイズからレジスタンスフェイズに進まずに、「オーバートレーニングフェイズ(グラフ❹)」へと進んでしまいます。筋繊維の損傷の修復やたまった疲労の回復が起こらないため、痛みはなくならず、疲労も回復せず、パフォーマンスレベルは低下したままとなってしまいます。
3.超回復を起こすのに不可欠な2つの要素
適度な強度でトレーニングをして、適切な休養をとることで、誰の身体にも超回復は起きます。ですが、それは「適切な強度のトレーニング」をして身体をアラームフェイズに導き、レジスタンスフェイズで「適切な休養」をとったら、というのが前提です。
4.「適切な運動後の休養」にも個人差がある
4−1.休養時に筋肉は発達しパフォーマンスは向上する
どうしても、「筋力を早くつけたい!」「一刻も早く筋肥大させたい!」と考えると、トレーニングの内容のことばかりを考えてしまいがちでしょう。しかし、ここでしっかりと覚えておきたい大事なことが、「トレーニングをしているときにパフォーマンスが向上しているわけではない」ということです。
トレーニングをするとまずアラームフェイズが来るのですが、トレーニングをしている最中やトレーニング直後は「パフォーマンスが低下」します。パフォーマンスが向上するのは、トレーニングを終えてから数日間の「レジスタンスフェイズ=回復期」である、ということをしっかり覚えておきましょう。
つまり、しっかりと休養をとる回復期がなければ、パフォーマンスの向上は起こらないのです。筋トレをしたら、その筋トレをしているときに筋肉がついてくるのではなく、その後休んだり、栄養を摂ることで筋肉がついてきます。
4−2.休養が足りないと「オーバートレーニング」になる
筋トレ自体は、あくまで筋肉が成長するためのキッカケであり、「休まない」ことは「パフォーマンスが向上する時間を与えない」ようにしていることになります。これではなんのためにトレーニングをしているのかわからないですよね?
実際に警告反応・疲労期から抵抗・回復期を迎えるのは「24〜72時間後」と言われています。トレーニングの強度や、筋肉の損傷・疲労具合、その人の身体の回復の速度によって、超回復のフェイズを迎えるまでの時間が異なります。
難しく聞こえるかもしれませんが、キツイトレーニングをすれば、疲労もたくさん溜まるため、回復にも時間がかかりますよね? 逆に、トレーニングによる刺激が少なければ、疲労も少なく、回復は早いです。 超回復のフェイズを迎える前に(=まだ回復している段階で)次のトレーニングをしてしまうと、まだ回復しきっていないため、疲労を積み重ねることになってしまい、オーバートレーニングになってしまいます。
逆に、休養を取り過ぎてしまうと、上のグラフのように超回復フェイズを通りすぎてしまい、トレーニング以前のレベルに戻ってしまいます(=Return to baseline)。これでも超回復の効果は得られません。超回復の効果を得て、パフォーマンスを向上させていきたい場合は、このタイミングを逃さずに次のトレーニングをする必要があるのです。
5.超回復を進める具体的な回復の方法とは
5−1.栄養バランスの良い食生活を送ろう
5−1−1.運動直後からタンパク質と糖質を補給する
たんぱく質(アミノ酸)をしっかりと摂ることは、筋繊維の損傷や疲労の回復を促進するため、オーバートレーニング期に進んでしまうことを防ぐ効果があるだろう、と研究によって示されています(Meeusen et al., 2013)。
最近話題の「糖質」ですが、糖質は疲労回復のためにとても重要な栄養素の一つです。身体を動かすエネルギー源となっているのは「グリコーゲン(=糖質)」です。これが身体から失われると、パフォーマンスは低下します。これはつまり、筋力も落ちてしまうことになるので、効果的な筋トレやトレーニングができなくなってしまいます。
5−1−2.厚労省やスポーツ栄養士が勧める栄養バランスに考慮する
頑張ってトレーニングを続けてきても、風邪を引いてしまって一週間全くトレーニングができなかった、となってしまってはもったいないですよね? パフォーマンス向上や筋肉の成長に栄養はもちろん大事ですが、体調の管理という観点からも、バランスの良い栄養の摂取はとても重要です。 詳しい食材については当ブログの別記事「筋トレは食事から!最大効率を得る食べ物の知識【レシピも】」をご覧ください。
5−2.積極的に回復期を迎えられる休養の知識
休養もトレーニングの一環と考えてください。
5−2−1.アイシングで回復期を早く迎えられる
まず紹介したいのが「アイシング」です。
5−2−2.質の良い睡眠を得よう
また、休養に欠かせないのが「睡眠」です。
「睡眠不足は筋トレ(特に多関節筋トレーニング)の効果を低下させる」という研究があります(Knowles et al., 2018)。なぜ睡眠不足が筋トレの効果を低下させるかというと、「睡眠不足によって、筋グリコーゲンが不足する」というのが理由の一つです。多関節筋トレーニングは、一度に多くの筋肉を使うため、エネルギーの消費量がとても多いです(=筋グリコーゲンをより多く使う)。よって、睡眠不足で筋グリコーゲンの量が少ない状態で筋トレをすると、すぐに疲れてしまったり、以前はできた重さや回数ができなくなってしまいます。
さらに、筋肥大をはじめとした筋力アップやパフォーマンス向上だけでなく、疲労の回復にとってもキーファクターであるのが「成長ホルモン」です。この成長ホルモンが身体の中で多く分泌されるのが、「トレーニング後」と「睡眠中」です。特に「22時〜2時」に寝ていると、成長ホルモンが最も多く分泌されます。成長ホルモンが分泌されているときにしっかりとタンパク質をはじめとした栄養が身体に補給されていることで、効果的に筋肉の損傷の修復や疲労回復を促進させることができます。
5−2−3.アクティブレストを活用する
休養期間はただじっとしているのではなく、積極的な休養=アクティブレストをすることも、回復期を早めることに繋がります。ウォーキングや軽いジョギング、ストレッチ、フォームローラーやストレッチポールを使ったセルフマッサージ、軽いスポーツや水泳など、全身運動によって血流をよくすることで、酸素や栄養素を身体全体に送ります。それによって身体の回復を促進させ、超回復のフェイズに早く進むことができ、次のトレーニングを早く行うことができます。
6.超回復を阻む「オーバートレーニング」とは
「オーバートレーニング」とは「トレーニングのしすぎ」のことです。過ぎたるは及ばざるがごとし、と言います。やりすぎは回復し難い疲労や故障の原因になります。「ちょうどいい運動負荷」と「オーバートレーニング」の境界を見極めるコツについてお伝えします。
6−1.オーバートレーニングの基準と原因
・突然の練習量の増加
・長すぎる練習時間 レジスタンスレベルの定義
・多すぎるトレーニング量
・高すぎるトレーニング強度
・短すぎる(少なすぎる)休息時間
6−2.オーバートレーニングの水準は個人差がある
・栄養摂取不足
・睡眠不足
・病気
・健康上の問題
・身体的もしくは精神的なストレス
6−3.オーバートレーニングになるとどうなる?
・パフォーマンスの低下(筋力の低下や痛み・やる気の低下)
・食欲の低下 、睡眠の質や量の低下 、胃腸の不調
・免疫の低下(風邪を引きやすい・リンパ腺の腫れ、疲労が回復しない、など)
パフォーマンスの低下は、オーバートレーニングでなくてもトレーニング直後にはおきます。ただ、そのパフォーマンス低下は回復期に進むにつれて回復してくるはずです。しかし、回復しない、もしくは低下し続ける場合は、オーバートレーニングが疑われます。
6−4.筆者が考える「オーバートレーニング」の目安
「最も適切なトレーニング強度と量」と「オーバートレーニングになってしまう過度なトレーニング強度と量」の差は、とても小さいと言われています。その小さな差を知るためには、トレーニング後の自分の身体の感覚・変化を適切に捉える必要があります。
「オーバートレーニングかどうか」を決めるポイントは「パフォーマンスの低下があるか」と「ムード(気持ち)の低下があるか」であると言われています。
・普段できる重量・回数・パフォーマンスができない
よって、筋トレであれば、毎回どんな筋トレを、どれくらいの重さで、どれくらいの回数行ったか、ということを記録しておきましょう。オーバートレーニング症候群に一度陥ってしまうと、回復にはかなりの時間がかかってしまいます。予防するためにも、毎回のトレーニング記録をつけていきましょう。
・筋肉痛がまだ強く残っている/筋肉痛の痛みや疲労感のせいで、正しいフォームで筋トレを行えない
一つの基準として、「やろうとしている筋トレを、フォームが変わらずにできるか」を目安にすると良いと思います。筋肉痛による多少の痛みがあっても、筋トレをする際にその痛みをかばうことなく、正しいフォームで行うことができれば大丈夫でしょう。もし痛みによって動きが変わってしまうのであれば、その代償運動によって怪我をしてしまう恐れがあるため、まだ疲労の回復に努める必要があるかもしれません。
・元気がない/やる気が出ない(=モチベーションの低下)
・運動していない時(=安静時)の心拍数がいつもより高い
6−5.筋肉痛が残っている場合は?
より効率的に全身の部位を鍛えていきたい!という方は、一日単位で特定の部位に集中して筋トレを行い、その部位を毎回変えていくことで、部位ごとに回復期間を与えながらも、鍛えていくことができます。
8.参考文献
1. Anthony T. The science and practice of periodization: a brief review. Strength and conditioning journal. 2011;33(1):34-46.
2. Meeusen R, et al. Prevention, diagnosis, and treatment of the overtraining syndrome: joint consensus statement of the European College of Sport Science and レジスタンスレベルの定義 the American College of Sports Medicine. Med Sci Sports Exerc. 2013 Jan;45(1):186-205.
3. Knowles OE, et al. Inadequate sleep and muscle strength: Implication for resistance training. J Sci Med Sport. 2018 Feb 2. pil: S1440-2440(18)30030-6.レジスタンスレベルの定義
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