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『サポートライン・レジスタンスライン』とは?引き方、使い方、機能する理由
FXの手法&テクニカル分析
この記事は約10分で読めます(7,563文字)
あなたも「支持線、抵抗線」や「サポートライン・レジスタンスライン」いう言葉を、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
サポートライン(支持線)
レジスタンスライン(抵抗線)
サポートライン・レジスタンスラインが機能する理由
1人目は、「図の始めから 売りポジション をもっているトレーダー」
2人目は、「 赤丸 で 買いエントリー をしたトレーダー」
3人目は、「 サポートラインの基礎と原理をやさしく解説 赤丸 で 売りエントリー をしたトレーダー」
ではその後、レートが再びサポートライン(支持線)に到達した 青丸 では、4人はどういう行動を取るでしょうか?
1人目の「始めから売りポジションをもっているトレーダー」は、含み益があります。しかし赤丸で一度反発したのを見たので、「できるだけ多く利益を確保しよう」と考えて、 青丸 で利食いの 「買い」 を行います。
2人目の「 赤丸 で買いエントリーをしたトレーダー」は、上がったレートを見て「もっと買っておけばよかった」と思うため、 青丸 では 「買い」 を行います。
3人目の「 赤丸 で売りエントリーをしたトレーダー」は、レートが上がってしまい、含み損を抱えていましたので、 青丸 で建値に戻った時点で逃げようとして、エグジットの 「買い」 を行います。
4人目の「様子を見ていたトレーダー」は、一度は上がったレートをみて「買っておけばよかった」と後悔していましたから、 青丸 サポートラインの基礎と原理をやさしく解説 では喜んで 「買い」 を行います。
──なんと、 青丸 ではみんなが「買い」を行いました。
水平線(ライン)はローソク足の実体に引く?ヒゲに引く?
もしあなたがFX経験者なら、水平線を引くときに ローソク足のヒゲの先端 に水平線を引くのか、それとも 実体のはしっこ(始値・終値) に引くのかで、迷った経験があるのではないでしょうか?
ですから「ローソク足のどこに水平線を引くか」に一つの正解を求めて、ピンポイントでラインを決めようとするのではなく、 「みんなはどこに注目しているのだろう?」 という視点で考えることが大切です。
左側の 赤丸 でレートが反転したのでサポートライン(支持線)を引くことになるわけですが、そこでの選択肢には2つあります。
実際その後、右側の 青丸 を見れば分かるのように、そのゾーンの中でレートは反転~上昇していきました。
あなたが迷うということは、みんなも迷っている
水平線の役割が変わる「ロールリバーサル」
ブレイクされたレジスタンスライン(抵抗線)付近では、なんとか建値で逃げたい売りトレーダーたちの 「決済の買い」 と、買いそびれた様子見トレーダーたちの 「新規の買い」 の、それぞれの買い注文が待ち構えていることになります。
このようにラインの役割が転換することを 「ロールリバーサル」 と呼び、別名「サポレジ転換(レジサポ転換)」と呼ばれ、テクニカル分析の重要な要素とされています。
ロールリバーサルは一回だけとは限らない
一本の水平線を何度も抜けていますが、 青丸 のところでサポート(支持線)の役割をしたり、レジスタンス(抵抗線)の役割をしたりしているのが分かります。
なので、あなたが引いた水平線が一度ブレイクされても、 「もう注目されなくなった」といって、すぐに消してしまわないことです。 ロールリバーサルが起こって、役割をかえて機能する可能性があることを思い出して下さい。
サポートライン・レジスタンスライン(支持線・抵抗線)の使い方
売り勢力と買い勢力の優勢な側を見極める
注目される高値と安値に引いたライン──つまりサポートライン・レジスタンスライン(支持線・抵抗線)は、 「これ以上はいかせない!」 勢力と、 「なんとしてもブレイクしてやる!」 勢力がぶつかりあう、激戦ポイントになる可能性があることは、もうよくお分かりだと思います。
勝った側についていくコバンザメ的なアプローチ
大きな時間軸の状況を考慮することが大切
ここで一つ思い出してもらいたいのが、 「水平線は大きな時間軸のものほど、注目度が高い」 という点です。
例えば、 日足が上昇トレンド になっているとします。その日足の安値に引いたサポートライン(支持線)付近で、1時間足のサポートラインが、下へブレイクされそうな場面で考えてみましょう。
しかしそこには、 上昇トレンド中の日足のサポートライン があります。
さらにいえば、 大きな時間足チャートのトレンドの方向と、短い時間軸の値動きの方向がそろった状況を狙う のが、FXでおすすめのトレード戦略のひとつになります。
ライン(サポートライン・レジスタンスライン)【ざっくり解説】
ざっくりテクニカル分析
様々なトレンドラインについて
トレンドライン
チャートにおいて、トレンド(傾向、方向性)は、① 上昇トレンド 、② レンジトレンド (トレンドレス、横ばい)、③ 下降トレンド の3種類あります。そして、そのトレンドを知るために直近最安値、最高値のロウソク足の実体、ひげを結んで引かれる補助線のことを トレンドライン といいます。
トレンドラインは、 最安値を結んでチャートの下側に引かれる「サポートライン」 と 最高値を結んでチャートの上側に引かれる「レジスタンスライン」 などがあります。これらラインの信頼度というのは どれだけの参加者が意識しているか 、また、 何回その役目を果たしたのか によって、また、 時間の長さ によって、つまり1分足より15分足が、4時間足より日足の方が信頼性が増します。
サポートライン(支持線・下値支持線)
サポートラインの概略
チャートがロウソク足の実体や下ひげを結んで引かれる線(A地点、B地点、C地点を結んだ線)に沿って上側で動いており、その線によってサポートされている(それ以上は下がらないのではないか)と思われるとき、その線のことを「 サポートライン(支持線・下値支持線) 」といいます。
これに基づけば、例えば、B地点付近でサポートラインに触れるので上に反発するだろうと考え、B地点の前の段階の高値で「売って」、サポートライン付近で「買えば」一定の根拠を持って利益を得ることができます。逆に、サポートライン付近で「買えば」チャートは反発すると思われるので上昇した分だけ利益を得られます。一般的なエントリーするタイミングは、サポートラインによって上に反発したことを確認した時点です。
このラインは市場参加者の多くが意識していれば、そのライン付近で反発するだろうと考える人が多くなり買い戻される力が強くなるのでラインが機能しやすくなります。
しかし、ひとたびそのラインを割り込む場合は、サポートライン付近で買った参加者がサポートラインが機能しなくなった(自分の根拠が失われた)と考え一斉に損切りするので、また、サポートラインを割るということは安値を更新したということですから、トレンドに沿って「売る」参加者も増え、チャートが一気に下がる傾向があります。そのときそのラインはもうサポートラインとしての機能を果たさなくなります。
そして、それが上昇トレンドであったのなら、サポートラインを割り込んだあとは、下降トレンドになることが多いと考えられます( トレンド転換 )。上図ではD地点でラインを割り込んでおり、上昇トレンドから下降トレンドに変わっています。
サポートラインの「だまし」の回避
なお、D地点で下抜けした(ブレイクした)としてもそれが「 だまし 」と呼ばれる現象のこともあります。「だまし」とは「サポートラインを下抜けしたとしてもそのまま下降トレンドに入らず、サポートラインの上側に戻ってくること」です。なぜ「だまし」が起きるのかというとひとつには、多くの市場参加者が下抜けしたときに売られると思っているのでそこに大量の資金が流れます。これに対し、一部の参加者がその資金を狙って逆の注文を入れるので、その逆の資金が下落する際の資金より多いと下抜けが失敗し、サポートラインに戻されるとされています。よって、下抜けした際には それが本当に下抜けなのか、「だまし」ではないのか に気をつける必要があります。
レジスタンスライン(抵抗線・上値抵抗線)
レジスタンスラインの概略
チャートがロウソク足の実体や上ひげを結んで引かれる線(A地点、B地点を結んだ線)に沿って下側で動いており、その線によって上値を抑えられている(それ以上は上がらないのではないか)と思われるとき、その線のことを「 レジスタンスライン(抵抗線・上値抵抗線) 」といいます。
これに基づけば、例えば、B地点付近でレジスタンスラインに触れるので下に反落するだろうと考え、B地点の前の段階の安値で「買って」、レジスタンスライン付近で「売れば」一定の根拠を持って利益を得ることができます。逆に、レジスタンスライン付近で「売れば」チャートは反落すると思われるので下落した分だけ利益を得られます。一般的なエントリーするタイミングは、レジスタンスラインによって下に反落したことを確認した時点です。
このラインは市場参加者の多くが意識していれば、そのライン付近で反落するだろうと考える人が多くなり売り戻される力が強くなるのでラインが機能しやすくなります。
しかし、ひとたびそのラインを上抜ける場合は、レジスタンスライン付近で売った参加者がレジスタンスラインが機能しなくなった(自分の根拠が失われた)と考え一斉に損切りするので、また、レジスタンスラインを上抜けるということは高値を更新したということですから、トレンドに沿って「買う」参加者も増え、チャートが一気に上がる傾向があります。そのときそのラインはもうレジスタンスラインとしての機能を果たさなくなります。
そして、それが下降トレンドであったのなら、レジスタンスラインを上抜けたあとは、上昇トレンドになることが多いと考えられます( トレンド転換 )。上図ではC地点でラインを割り込んでおり、下降トレンドから上昇トレンドに変わっています。
レジスタンスラインの「だまし」の回避
なお、C地点で上抜けした(ブレイクした)としてもそれが「 だまし 」と呼ばれる現象のこともあります。「だまし」とは「レジスタンスラインを上抜けしたとしてもそのまま上昇トレンドに入らず、レジスタンスラインの下側に戻ってくること」です。なぜ「だまし」が起きるのかというとひとつには、多くの市場参加者が上抜けしたときに買われると思っているのでそこに大量の資金が流れます。これに対し、一部の参加者がその資金を狙って逆の注文を入れるので、その逆の資金が上昇する際の資金より多いと上抜けが失敗し、レジスタンスラインに戻されるとされています。よって、上抜けした際にはそれが本当に上抜けなのか、「だまし」ではないのかに気をつける必要があります。
サポートラインとレジスタンスラインとの関係
サポートラインとレジスタンスラインとの関係についての概略
サポートラインが下抜けた場合 、その旧サポートラインはそのまま レジスタンスライン となり、
レジスタンスラインが上抜けした場合 、その旧レジスタンスラインはそのまま サポートライン となることが多いとされています(レジサポ転換)。
その理由は、割り込んだり、上抜けたりしたそのラインは、もともと多くの市場参加者に意識されていたラインです(逆に、意識されていなかったラインであったのなら、サポートラインやレジスタンスラインではありません)。
ということは、 トレンドが逆転したとしてもまだ強く意識をされていると考えられます 。サポートラインを下抜けた場合、トレンドが変わったので、当分、前のトレンドには戻らないだろう(=旧サポートラインを上抜けるということは前のトレンドに戻るということ)と考えますし、また、レジスタンスラインを上抜けした場合、トレンドが変わったので、当分、前のトレンドには戻らないだろう(=旧レジスタンスラインをした抜けるということは前のトレンドに戻るということ)と考えるからです。
他にも、サポートラインを下抜けた場合にその後またそのラインに近づけば、前の段階でそのサポートライン付近で買って失敗した参加者が損切りをするため(売るため)反落しますし(レジスタンスラインとして働く)、レジスタンスラインを上抜けた場合にその後またそのラインに近づけば、前の段階でそのレジスタンスラインで売って失敗した参加者が損切りをするため(買うため)上昇する(サポートラインとして働く)と考えられます。
また、サポートラインを割ってしまい売り遅れた参加者は、旧サポートラインに近づくことにより、そこを「戻り売り」の目安としますし、レジスタンスラインを上抜けてしまい買い遅れた参加者は、旧レジスタンスラインに近づくことにより、そこを「押し目買い」の目安とすることもその一因となると考えられます。
トレンドラインとチャネルライン(アウトライン)
チャネルラインの概略
サポートライン(あるいはレジスタンスライン)と平行に、上値同士を通る(下値同士を通る)ラインのことを チャネルライン ( アウトライン )といいます。チャネルラインのうち、下降しているものを チャネルダウン 、上昇しているものを チャネルアップ といいます。
チャートはこのラインに囲まれた部分( チャネル 、 トレンドチャネル )の間で動くと予想でき、また、仮にこのチャネルを上抜けたり、下抜けたり、した場合、相場の局面が変わったと考えることができます。
- チャネルラインの角度 が急ということは一気に上昇したり下落したりしているということですから、 トレンドの力は強い サポートラインの基礎と原理をやさしく解説 といえますが、 それが続く時間は短くなる と予想されます。
- チャネルの幅 が広ければ、その トレンドの力は強く 、また それが続く時間も長く なります。
- チャネルラインの長さ が長いということは、サポートライン(あるいはレジスタンスライン)の力が強いということを指していますので、それを下抜けた(上抜けた)場合は 反動が大きくなります 。
チャネルラインの戦略
チャネルを上抜けた場合、 チャネル幅の2倍程度まで 上昇することが多いとされています。その根拠の一つとしては、多くの市場参加者が「チャネルの間でチャートが動く」と考えているところ、それを上抜けた場合、「ではどこまで上昇するのか」と考えたとき、もともとのチャネルが一つの目安となり、チャートが上がったとしても現在のチャネル幅と同じくらい(すわなち、チャネル幅の2倍)で上昇は終わるだろうと考える人が多いからだと思われます。
水平ライン
水平ラインの概略
トレンドライン(サポートラインやレジスタンスラインなど)の特殊系、すなわち 角度0度のライン が 水平ライン です。
トレンドラインにとって重要なことは「 それが多数の人に認識され、意識される 」ことであり、意識されればされるほどラインとしての機能が強くなります。しかし、トレンドラインを引くときにどうしても人によって引き方にズレが生じます。ズレるということはそのラインが多数の人が考えるラインとズレる可能性があるということです。
水平ラインの場合、3年、5年、10年という比較的長期のラインも強く意識されます。長期的に見てそのラインでサポートラインやレジスタンスラインとして何度も機能していれば機能しているほど信頼性が増します。
また、このラインだけの特殊性として、チャートの価格も意識されます。例えば、チャートの値が1,000円などの切りがよい数字であれば、その数字が意識されます。理由は非常に分かりやすいからです。
【完全な基礎】サポートライン・レジスタンスライン【引き方と実践】
サポートラインとは
サポートライン とは、下降してきたレートが反発を起こしたポイントに引かれる水平線のことを言います。簡単にいうと、 安値に引かれる水平線 のことです。
上図を見ていただくと、わかると思いますが下降が止められて反発していますよね。この反発は、その安値付近で買い注文が多くあったということを示していて、上昇しやすくなるポイントになります。
なので別名で 「支持線」 とも言われています。
サポートラインの引き方
- 同じ価格帯で反発しているポイントを見つける
- 見つけたら、その安値の水平ラインで結ぶ
なので、僕のおすすめとしては以下のように2本のラインを引き、サポートラインではなくて、"サポートゾーン"として扱うことです。
考え方としては、"サポートラインで反発"というよりも"サポートゾーンで買いの攻防が起きる可能性がある"
サポートラインで価格が反発するワケ
サポートラインで価格が反発する理由は、 売り圧力より買い圧力が勝つから です。
ただ、注意いただきたいのが サポートラインは必ず反発するものではない ということです。
レジスタンスラインとは
レジスタンスラインとは
レジスタンスラインとは、上昇してきたレートが反発を起こしたポイントに引かれる水平線のことです。簡単にいうと、 安値に引かれる水平線 のことをいいます。
上図を見ていただくと、わかると思いますが上昇が止められて反転していますよね。この反転は、その高値付近で売り注文が多くあったということを示していて、下降しやすくなるポイントになります。
なので別名「 抵抗線 」とも言われています。
サポートラインとレジスタンスラインは真逆の考え方をしていただければ大丈夫です。
レジスタンスラインの引き方
- 同じ価格帯で反発しているポイントを見つける
- 見つけたら、その高値を水平ラインで結ぶ
なので、僕のおすすめとしては以上のように2本のラインを引き、レジスタンスラインではなくて、" レジスタンスゾーン "として扱うことです。
考え方としては、"レジスタンスラインで反発"というよりも " レジスタンスゾーンで売りの攻防が起きる可能性がある "
レジスタンスラインで価格が反発するワケ
レジスタンスラインで価格が反発する理由は、 買い圧力より売り圧力が勝つから です。
要するに、買いたいトレーダーより売りたいトレーダーの方が多いということです。
ただ、注意いただきたいのが レジスタンスラインは必ず反発するものではない サポートラインの基礎と原理をやさしく解説 ということです。
ラインの引き方に正解はない
ラインの引き方に正解はない
サポートラインの基礎と原理をやさしく解説
3 枚のカード A, B, C の順序を並べかえるとします。
※ 例えば、ABC, ACB, BCA … といったように
実際に並べてみると、答えは 6 通りです。
順序を考えて n 個のものを全て並べることを「置換」といいます。
置換の総数
では、計算結果をもとに置換の総数 (順序を考えて並べた総数) を求め方を説明します。
- 一枚目のカード
- 手持ちの 3 枚から 1 枚を選ぶので 3 通り
- 手持ちの 2 枚から 1 枚を選ぶので、一枚目の選び方に対して 2 通り
- 手持ちの 1 枚から 1 枚を選ぶので、一枚目・二枚目の選び方に対して 1 通り
「 1 枚目の選び方 * 2 枚目の選び方 * 3 枚目の選び方」で何通りあるか計算できます。
置換の総数は 3 * 2 * 1 で 6 通りと求めることができます。次はカードを 5 枚に増やしてみましょう。
5 枚のカード A, B, C, D, E の置換の総数はいくつでしょう?答えは 5 * 4 * 3 * 2 * 1 で 120 通りです。
この 5, 4, 3, 2, 1 と「 1 ずつ減っていく整数の掛け算」ですが、
簡単に 5! と表現できます。なので 5! = 5 * サポートラインの基礎と原理をやさしく解説 4 * 3 * 2 * 1 です。階段のように下がっていく数を乗じている、と覚えましょう。
置換の総数の一般化
置換の総数を一般化してみましょう。 サポートラインの基礎と原理をやさしく解説 n 枚のカードの置換の総数はいくつになるでしょうか?
答えは n! です。
つまり n * (n - 1) * (n - 2) * . * 3 * 2 * 1 のことです。【問題】トランプの並べかた
ジョーカーを除くとトランプは 52 枚ありますが、一列に並べる方法は何通りでしょうか?
答えは 52! で、計算すると 80658175170943878571660636856403766975289505440883277824000000000000 通りです。 階乗は非常に数が大きくなるのが特徴です。
階乗 意味 答え 5! 5 * 4 * 3 * 2 * 1 120 4! 4 * 3 * 2 * 1 24 3! 3 * 2 * 1 6 2! 2 * 1 2 1! 1 1 0! 1 1 ゼロの階乗について
ゼロの階乗 0! の計算結果は 0 ではなく「 1 」になります。
そういうルールだからと言われても…
5 枚のカード サポートラインの基礎と原理をやさしく解説 A, B, C, D, E から 3 枚選び出し、
順序を考えて並べる場合の並べ方は何通りでしょうか?- 一枚目のカード
- 手持ちの 5 枚から 1 枚を選ぶので 5 通り
- ※ 5 枚 – 1 枚目 + 1 で「 5 通り」を求めることができる
- 手持ちの 4 枚から サポートラインの基礎と原理をやさしく解説 1 枚を選ぶので、一枚目の選び方に対して 4 通り
- ※ 5 枚 – 2 枚目 + 1 で「 4 通り」を求めることができる
-
サポートラインの基礎と原理をやさしく解説
- 手持ちの 3 枚から 1 枚を選ぶので、一枚目・二枚目の選び方に対して 3 通り
- ※ 5 枚 – 3 枚目 + 1 で「 3 通り」を求めることができる
「 1 枚目の選び方 * 2 枚目の選び方 * 3 枚目の選び方」で何通りあるか計算できるので、
並べ方は 5 * 4 * 3 サポートラインの基礎と原理をやさしく解説 で 60 通りとなります。順列の総数
順序を考えて n 個のものを全て並べることを「置換」といいましたが、
順序を考えて n 個のものから k 枚 だけ選んで並べることを「順列」といいます。順序を考える、ということ
順列の総数の一般化
n 枚のカードから k 枚のカードを選び出すとして、順列を一般化してみしょう。
- 一枚目のカード
- 手持ちの n 枚から 1 枚を選ぶので n 通り ( n – 0 通り)
- n 枚 – 1 枚目 + 1 で「 n – 0 通り」を求めることができる
- 手持ちの n – 1 枚から 1 枚を選ぶので、一枚目の選び方に対して n – 1 通り
- n 枚 – 2 枚目 + 1 で「 n – 1 通り」を求めることができる
- 手持ちの n – 2 枚から 1 枚を選ぶので、一枚目・二枚目の選び方に対して n – 2 通り
- n 枚 – 3 枚目 + 1 で「 n – 2 サポートラインの基礎と原理をやさしく解説 通り」を求めることができる
- n 枚 – k 枚目 + 1
順列の総数は (サポートラインの基礎と原理をやさしく解説 n - 0) * (n - 1) * (n - 2) * . * (n - k + 1) 通りとなります。
n から引いている数は「 0 から k – 1 まで」変化していきます。この「 0 から k – 1 まで」って一体何個あるんだ?…を考えるとき、
前回のブログ記事で紹介した「植木算」が使えます。植木算は 0 番目の存在を忘れずちゃんと数えようという概念でしたが、
そこから「 0 から k – 1 まで」を数えると「 k 個」あることがわかります。
なので (n - 0) * (n - 1) * (n - 2) * . * (n - k + 1) は k 個の項の掛け算です。この n 個から k 個の項を選び出して順列の総数を求める行為は nPk と表記できます。
※ P は permutation の略です
まとめると、順列の総数を一般化すると nPk であり、
その意味は (n - 0) * (n - 1) * (n - 2) * . * (n - k + 1) となります。5 枚のカードから 3 枚選ぶ順列の総数
5 枚のカードから 3 枚選ぶ順列の総数は 5P3 と表記できます。
5P3 は (5 - 0) * (サポートラインの基礎と原理をやさしく解説 5 - 1) * (5 - 2) なので、答えは 60 通りとなります。置換の総数
置換の場合も P で表記できます。
置換は n と k の数が一致するので nPn になります。順列の総数の値
順列の総数 意味 答え 5P5 5 * 4 * 3 * 2 * 1 120 5P4 5 * 4 * 3 * 2 120 5P3 5 * 4 * 3 60 5P2 5 * 4 20 5P1 5 5 5P0 1 1 項がゼロの順列の総数について
5P0 は 0 ではなく「1」 です。k が 0 のときは要注意です。
階乗を使った順列の総数の表現
順列の総数は「階乗の表記方法」を使って サポートラインの基礎と原理をやさしく解説 nPk = n! / (n - k)! と表現することもできます。
たとえば サポートラインの基礎と原理をやさしく解説 5P3 は 5! / (5 - 3)! になります。
これは要するに (5 * 4 * 3 * 2 * 1) / (2 * 1) のことで、
分母で分子を約分すると 5 * 4 * 3 になるので、 5P3 の意味と一致することが分かります。重複なしの順列
A, B, C 3 枚のカードから 3 枚を選ぶ順列の場合、
同じカードを 2 回選ぶことはできません。なので、2 枚目・ 3 枚目に選べる枚数は減っていきます。
これを「樹形図」というもので表現してみます。
根 (root) から 3 本の枝 (branch) が伸びていくように捉えてください。
それぞれの枝からは、枝が 2 本ずつ伸びています。
これは 2 枚目のカードの置き方が 2 通りあることを示しています。最後の枝からは、枝が 1 本だけ伸びています。
この樹形図から、枝分かれの数は「3 → 2 → 1」と減っていくことが分かります。重複ありで並べる場合
3 種類のカードから「重複を許して」3 枚並べる場合の樹形図はどうなるでしょうか?
あるカードを選んでも、そのカードは減らない場合のことです。その場合の樹形図は根・すべての枝から 3 本の枝が伸びるようになります。
数える物の性質によってはこのように変化することを知っておきましょう。関連記事
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