移動平均線の正しい使い方とは【わかりやすく解説】
移動平均線
英語では、『 M oving A verage 』となり、トレーダーはコレを略して 『 MA 』 と呼んでいます。
- 移動平均線は過去の価格の平均値である
- 移動平均線は3種類ある
移動平均線は過去の価格の平均値である
移動平均線は、過去の一定期間の価格の平均値を線でつなぎ合わせたテクニカル指標の 1 つです。
ちなみに、移動平均線の過去の一定期間は、自分で自由に設定することができます。 5 期間にしたり、 25 相場分析の見極めに必要な4つの視点 期間にしたり、 100 期間など自由に設定可能。
例えば、 5 期間に設定したのであれば、過去 相場分析の見極めに必要な4つの視点 5 本分のローソク足、 25 期間にしたのであれば、過去 25 本分のローソク足の平均値をつなぎ合わせた移動平均線が表示されます。
下図をみてください。
25期間 の移動平均線を表示させたチャートになります。
ゆったり右肩上がりの動きをしているのがわかるとおもいますが、これは、過去2 5 期間の動いた平均値が大きくなっていて、買いの勢いが強まっているのを表しています。
- 移動平均線が、右肩上がりだと買いの勢いが強くなっている
- 移動平均線が、右肩下がりだと売りの勢いが強くなっている
移動平均線は3種類ある
トレードで使われる移動平均線は、 3 種類あります。
- 1:単純移動平均線(SMA)
- 2:指数平滑移動平均線(EMA)
- 3:加重移動平均線( WMA )
3種類もあると難しいと思うかもですが、この中で自分のトレードにあった 1 つだけを使えばいいので安心してください。
では、 1 つずつ特徴をわかりやすく説明していきます。
英語では、『 S imple M oving A verage 』となり、略して 『 SMA 』 と呼ばれています。
指数平滑移動平均線とは、過去のある一定期間の終値の平均価格を算出し、直近の価格に比重をかけて、線でつなぎ合わせた移動平均線になります。
英語では、『 E xponentially smoothed M oving A verage 』となり、 略して 『 EMA 』 と呼ばれています。
なんて思うかもですが、ぶっちゃけ、「期間の平均値が … 」とか、「過去の一定期間が … 」など、難しいことは考えなくていいです。
指数平滑移動平均線は、単純移動平均線よりも直近の値動きに重きを置いた敏感な移動平均線という感じで覚えてください。
加重移動平均線とは、過去のある一定期間の終値の平均価格を算出し、直近の価格に比重をかけて、線でつなぎ合わせた移動平均線になります。
英語では、『 W eighed smoothed M oving 相場分析の見極めに必要な4つの視点 A verage 』となり、 略して 『 WMA 』 と呼ばれています。
わかりやすくまとめると
- SMAは、一番ノーマルタイプの移動平均線
- EMAは、SMAよりも直近の値動きに敏感な移動平均線
- WMAは、EMAよりも直近の値動きに少し敏感ではない移動平均線
移動平均線の使い方
移動平均線の基本的な使い方は、 3 つあります。
- 1:相場の方向性をみる
- 2:価格の勢いを把握する
- 3:エントリーポイントを見つける
では、 1 つずつ説明していきます。
1:相場の方向性をみる
移動平均線は、相場の方向性を把握することができます。
- 移動平均線が上向きなら、上昇方向と分析できる
- 移動平均線が下向きなら、下降方向と分析できる
- 移動平均線が横向きなら、方向感のない相場と分析できる
まずは、移動平均線がどの方向を向いているのか、これからどちらの方向にいきそうなのか、といったような視点で見ていってください。
2:相場の勢いを把握する
相場分析の見極めに必要な4つの視点 相場分析の見極めに必要な4つの視点
見たらわかるように、大きく価格が上昇してる時は移動平均線の角度が急になっていて、相場が弱まっている時は、角度は徐々になくなり、下向きに傾きます。
3:エントリーポイントを見つける
移動平均線は、エントリーポイントを見つけることができます。
移動平均線のエントリーポイントの見極め方は
- ローソク足が移動平均線を下から上に抜けたら買いサイン
- ローソク足が移動平均線を上から下に抜けたら売りサイン
少し中身をわかりやすく説明すると、ローソク足が移動平均線をどちらかの方向に抜けると言うことは、過去の一定期間の平均価格を超えたことを意味します。なので、ローソク足が抜けた方向に、相場の勢いが出てくるといった感じです。
以上が移動平均線のエントリーに対する基本的な考え方です。
初心者でもわかる移動平均線のトレード方法
『移動平均線』単体でもトレードはできますが、複数の根拠でチャート分析することにより、勝てる確率は上がるので、今回はその方法を紹介していきます。
- 2本の移動平均線を使ったトレード方法
- サポートラインとレジスタンスラインを使うトレード方法
- トレンドラインを使うトレード方法
では、 1 つずつ解説していきます。
2本の移動平均線を使ったトレード方法
1 つ目は、 2本の移動平均線を使ったトレード方法 になります。
過去一定期間の数値をずらした短期の移動平均線と長期の移動平均線が交わる 『ゴールデンクロス』と『デッドクロス』 のタイミングをエントリーポイントとして探っていきます。
2本の移動平均線を使ったトレード方法
今回のエントリーのポイントは『クロスしそう』ではなくて、『クロスが確定した』のを確認できた後にエントリーするところです。
なぜかというと、『クロスしそう』でエントリーしてしまうと、値動きのダマシにあいやすくなるから。
サポートラインとレジスタンスラインを使うトレード方法
2 つ目は、 サポートラインとレジスタンスラインを使うトレード方法 になります。
サポートラインとレジスタンスラインの反発を確認して、相場の勢いが弱まっていることを確認して、エントリーポイントを探っていきます。
サポートラインとレジスタンスラインを使うトレード方法
今回のエントリーのポイントは、意識されているレジスタンラインを抜けた際に、ローソク足が移動平均線より上に位置しており、右肩上がりに傾いているところです。
【完全な基礎】サポートライン・レジスタンスライン【引き方と実践】
トレンドラインを使うトレード方法
3 つ目は、 相場分析の見極めに必要な4つの視点 相場分析の見極めに必要な4つの視点 トレンドラインを使うトレード方法 になります。
トレンドラインの反発をポイントをエントリーポイントとして探っていきます。
トレンドラインを使うトレード方法
今回のエントリーのポイントは、意識されているトレンドラインを上にブレイクした際に、移動平均線のゴールデンクロスが確認でき、移動平均線単体でも上昇する角度になっているところです。
【実践で使える】トレンドラインの引き方とエントリー方法【徹底解説】
移動平均線を使うメリット
- トレンドが把握しやすくなる 相場分析の見極めに必要な4つの視点
- 大負けしにくいトレードができる
では、 1 つずつ説明していきます。
メリット①:トレンドが把握しやすくなる
移動平均線を使う 1 つ目のメリットは、相場のトレンドが把握しやすいことです。
なぜ、トレンドを把握できることがメリットかというと、トレンドの波にのって効率よく利益をとることができるからです。
メリット②:大負けしにくいトレードができる
移動平均線を使う 2 つ目のメリットは、大負けしにくいトレードできることです。
上述もしましたが
-
相場分析の見極めに必要な4つの視点
- ローソク足が移動平均線をどちらかの方向に抜ける
- 移動平均線がゴールデンクロスする
- 移動平均線がデッドクロスする
こういったポイントを狙うことができれば、相場の流れに沿ったトレードができるので、大負けしにくいトレードができる感じです。
移動平均線を使うデメリット 相場分析の見極めに必要な4つの視点
- レンジ相場では機能しにくい
- 移動平均線を複数表示させると迷う
では、 1 つずつ説明していきます
レンジ相場では機能しにくい
移動平均線を使う 1 つ目のデメリットは、レンジ相場では移動平均線は有効的に機能しないことです。
- 移動平均線のゴールデンクロスが発生して、上昇していくかと思えば下落した
- 移動平均線のデッドクロスが発生して、下降していくかと思えば上昇した
要するに、移動平均線はトレンド相場とレンジ相場での使い分けが重要ということ。
この『使い分け』は実際にトレードしていく上でしか、培えない感覚ですので、実行しつつ学んでいくことが、おすすめです。
移動平均線の正しい使い方とは【わかりやすく解説】
相場分析の見極めに必要な4つの視点 移動平均線
英語では、『 M oving A verage 』となり、トレーダーはコレを略して 『 MA 』 と呼んでいます。
- 移動平均線は過去の価格の平均値である
- 移動平均線は3種類ある
移動平均線は過去の価格の平均値である
移動平均線は、過去の一定期間の価格の平均値を線でつなぎ合わせたテクニカル指標の 1 つです。
ちなみに、移動平均線の過去の一定期間は、自分で自由に設定することができます。 5 期間にしたり、 25 期間にしたり、 100 期間など自由に設定可能。
例えば、 5 期間に設定したのであれば、過去 5 本分のローソク足、 相場分析の見極めに必要な4つの視点 25 期間にしたのであれば、過去 25 本分のローソク足の平均値をつなぎ合わせた移動平均線が表示されます。
下図をみてください。
25期間 相場分析の見極めに必要な4つの視点 の移動平均線を表示させたチャートになります。
ゆったり右肩上がりの動きをしているのがわかるとおもいますが、これは、過去2 5 期間の動いた平均値が大きくなっていて、買いの勢いが強まっているのを表しています。
- 移動平均線が、右肩上がりだと買いの勢いが強くなっている 相場分析の見極めに必要な4つの視点
- 移動平均線が、右肩下がりだと売りの勢いが強くなっている
移動平均線は3種類ある
トレードで使われる移動平均線は、 3 種類あります。
- 1:単純移動平均線(SMA)
- 2:指数平滑移動平均線(EMA)
- 3:加重移動平均線( WMA )
3種類もあると難しいと思うかもですが、この中で自分のトレードにあった 1 相場分析の見極めに必要な4つの視点 つだけを使えばいいので安心してください。
では、 1 つずつ特徴をわかりやすく説明していきます。
英語では、『 S imple M oving A verage 』となり、略して 『 SMA 』 と呼ばれています。
指数平滑移動平均線とは、過去のある一定期間の終値の平均価格を算出し、直近の価格に比重をかけて、線でつなぎ合わせた移動平均線になります。
英語では、『 E xponentially smoothed M oving A verage 』となり、 略して 『 EMA 』 と呼ばれています。
なんて思うかもですが、ぶっちゃけ、「期間の平均値が … 」とか、「過去の一定期間が … 」など、難しいことは考えなくていいです。
指数平滑移動平均線は、単純移動平均線よりも直近の値動きに重きを置いた敏感な移動平均線という感じで覚えてください。
加重移動平均線とは、過去のある一定期間の終値の平均価格を算出し、直近の価格に比重をかけて、線でつなぎ合わせた移動平均線になります。
英語では、『 W eighed smoothed M oving A verage 』となり、 略して 『 WMA 』 と呼ばれています。
わかりやすくまとめると
- SMAは、一番ノーマルタイプの移動平均線
- EMAは、SMAよりも直近の値動きに敏感な移動平均線
- WMAは、EMAよりも直近の値動きに少し敏感ではない移動平均線
移動平均線の使い方
移動平均線の基本的な使い方は、 3 つあります。
- 1:相場の方向性をみる 相場分析の見極めに必要な4つの視点
- 2:価格の勢いを把握する
- 3:エントリーポイントを見つける
では、 1 つずつ説明していきます。
1:相場の方向性をみる
移動平均線は、相場の方向性を把握することができます。
- 移動平均線が上向きなら、上昇方向と分析できる
- 移動平均線が下向きなら、下降方向と分析できる
- 移動平均線が横向きなら、方向感のない相場と分析できる
まずは、移動平均線がどの方向を向いているのか、これからどちらの方向にいきそうなのか、といったような視点で見ていってください。
2:相場の勢いを把握する
見たらわかるように、大きく価格が上昇してる時は移動平均線の角度が急になっていて、相場が弱まっている時は、角度は徐々になくなり、下向きに傾きます。
3:エントリーポイントを見つける
移動平均線は、エントリーポイントを見つけることができます。
移動平均線のエントリーポイントの見極め方は
- ローソク足が移動平均線を下から上に抜けたら買いサイン
- ローソク足が移動平均線を上から下に抜けたら売りサイン
少し中身をわかりやすく説明すると、ローソク足が移動平均線をどちらかの方向に抜けると言うことは、過去の一定期間の平均価格を超えたことを意味します。なので、ローソク足が抜けた方向に、相場の勢いが出てくるといった感じです。
以上が移動平均線のエントリーに対する基本的な考え方です。
初心者でもわかる移動平均線のトレード方法
『移動平均線』単体でもトレードはできますが、複数の根拠でチャート分析することにより、勝てる確率は上がるので、今回はその方法を紹介していきます。
- 2本の移動平均線を使ったトレード方法
- サポートラインとレジスタンスラインを使うトレード方法
- トレンドラインを使うトレード方法
では、 1 つずつ解説していきます。
2本の移動平均線を使ったトレード方法
1 相場分析の見極めに必要な4つの視点 つ目は、 2本の移動平均線を使ったトレード方法 になります。
過去一定期間の数値をずらした短期の移動平均線と長期の移動平均線が交わる 『ゴールデンクロス』と『デッドクロス』 のタイミングをエントリーポイントとして探っていきます。
相場分析の見極めに必要な4つの視点
2本の移動平均線を使ったトレード方法
今回のエントリーのポイントは『クロスしそう』ではなくて、『クロスが確定した』のを確認できた後にエントリーするところです。
なぜかというと、『クロスしそう』でエントリーしてしまうと、値動きのダマシにあいやすくなるから。
サポートラインとレジスタンスラインを使うトレード方法
2 つ目は、 サポートラインとレジスタンスラインを使うトレード方法 になります。
サポートラインとレジスタンスラインの反発を確認して、相場の勢いが弱まっていることを確認して、エントリーポイントを探っていきます。
サポートラインとレジスタンスラインを使うトレード方法
今回のエントリーのポイントは、意識されているレジスタンラインを抜けた際に、ローソク足が移動平均線より上に位置しており、右肩上がりに傾いているところです。
【完全な基礎】サポートライン・レジスタンスライン【引き方と実践】
トレンドラインを使うトレード方法
3 つ目は、 トレンドラインを使うトレード方法 になります。
トレンドラインの反発をポイントをエントリーポイントとして探っていきます。
トレンドラインを使うトレード方法
今回のエントリーのポイントは、意識されているトレンドラインを上にブレイクした際に、移動平均線のゴールデンクロスが確認でき、移動平均線単体でも上昇する角度になっているところです。
【実践で使える】トレンドラインの引き方とエントリー方法【徹底解説】
移動平均線を使うメリット
- トレンドが把握しやすくなる
- 大負けしにくいトレードができる
では、 1 つずつ説明していきます。
メリット①:トレンドが把握しやすくなる
移動平均線を使う 1 つ目のメリットは、相場のトレンドが把握しやすいことです。
なぜ、トレンドを把握できることがメリットかというと、トレンドの波にのって効率よく利益をとることができるからです。
メリット②:大負けしにくいトレードができる
移動平均線を使う 2 つ目のメリットは、大負けしにくいトレードできることです。
上述もしましたが
- ローソク足が移動平均線をどちらかの方向に抜ける
- 移動平均線がゴールデンクロスする
- 移動平均線がデッドクロスする
こういったポイントを狙うことができれば、相場の流れに沿ったトレードができるので、大負けしにくいトレードができる感じです。
移動平均線を使うデメリット
- レンジ相場では機能しにくい
- 移動平均線を複数表示させると迷う
では、 1 つずつ説明していきます
レンジ相場では機能しにくい
移動平均線を使う 1 つ目のデメリットは、レンジ相場では移動平均線は有効的に機能しないことです。
- 移動平均線のゴールデンクロスが発生して、上昇していくかと思えば下落した
- 移動平均線のデッドクロスが発生して、下降していくかと思えば上昇した
要するに、移動平均線はトレンド相場とレンジ相場での使い分けが重要ということ。
この『使い分け』は実際にトレードしていく上でしか、培えない感覚ですので、実行しつつ学んでいくことが、おすすめです。
株式投資の情報収集-何を見れば有益な情報が手に入る?
【ご注意】
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割引率の全て~構成要素、算出方法~
間違えて欲しくないのは、株式などの証券は途中で売却できるからと言って、短期国債を無リスク利回りとして扱わないことです。なぜなら、実際の市場取引の株価は10年物の国債を割引率の無リスク分として使っているからです。つまり、独りよがりな割引率を使っても買い手がいないということです。大事なのは市場で使われているリスクフリーレートを使うことです。特に、株式と不動産は10年国債をリスクフリーレートとして使います。
国債の金利決定要因
そもそも割引率を考えるにあたって国債の利回りを使えばいいところ、なぜこれを考えるか説明します。それは、市場での国債の金利が割引率として適応するべき金利と異なるケースがあるからです。国債の金利は市場の取引によって定まるため、日々変動します。概ねその時どきの金利は、その一時点での割引率としては正しいのですが、将来にわたって正しいかというと違うことが多いのです。そのため、長期投資をする場合は特に、長期金利がどこに向かっていくのかを見極め、リスクフリーレートを設定する必要があります。
相場分析の見極めに必要な4つの視点 理論的には長期国債の金利は名目GDP成長率と一致すると言われています。現実には滅多に一致しませんが、それでも基本的には名目GDPと長期国債の金利は連動して動いています。そのため、名目GDPはどのように構成されるかということが分かれば長期金利の行き先がわかります。
なのです。つまり、長期金利はインフレ率と実質の経済成長が長期的にどのようになるかによって決定します。現実にはこの2つに対し予測を立てることは難しいですが、この2つがリスクフリーレートを決めるということは知っておきましょう。
次に不確実性です。これはリスクプレミアムと呼ばれます。リスクフリーレートに上乗せするプレミアムです。これもまた長期金利同様に2つの部分に分解され、以下のように計算されます。
例えば、A社の株式は「(5%(株のリスクプレミアム) - 1%(リスクフリーレート))×1.1(A社の倍率/β) = 4.4%」のリスクプレミアムを持つことになります。
アセットクラスのリスクプレミアム
- 情報検索. ネットで「株 リスクプレミアム」や「不動産 リスクプレミアム」などで検索し出てきた数値を使う手段です。おそらく2つ以上の数値が出てきます。そのときはもっともらしい数値を選ぶ、もしくは感応度分析*1を行う手段があります。
- 自分で計測. これはデータが手に入る際のみ可能な方法です。主に株式やREITなど上場しているものなら計算できます。玄人向けの方法で、説明も長いため、こちらの記事(作成)で紹介します。
次に、そもそもリスクプレミアムとは何かということを考えます。リスクプレミアムは、不確実性に対して更なる割引を投資家が求めることでした。そのため、リスクプレミアムは「投資対象が国債に比べて長期的にどれほどのリターンを過去もたらしたか」に一致するとされています。(これが2のざっくりした計算方法です。)なぜなら、過去に国債より稼いでる分は今後も稼げると投資家は仮定するからです。
上で説明したのが、リスクプレミアムとして大体の説明になっています。しかし、これに加え、リスクプレミアムは様々な理由で付きます。代表的なものを3つ挙げます。これらはアセットクラスにも個別の投資対象にもつきます。
- 流動性プレミアム. 流動性の低い市場や、上場していない投資対象につくプレミアム。原則上場証券からリスクプレミアムを算定するため、アセットクラスのリスクプレミアムは即換金できることが前提になっています。
- 国(地域)プレミアム. 原則、マザーマーケット以外での投資をする際につくプレミアム。先進国にとって発展途上国はリスクが高いためプレミアムがつくことがあります。
- 中小型プレミアム. 規模の小さい投資につくプレミアムです。特に中小企業は大企業に比べて経営体力がないため、プレミアムがつきます。
様々なプレミアムがあるというのはつまり、投資家の気持ちの問題でリスクプレミアムが決まっているからです。リスクプレミアムは投資家がリスクを取りたくないタイミングでは上昇し、リスクを取りたい場合には低下します。大抵、投資家のリスク選好度はアセットクラスの将来の見通しによって変わります。
リスク倍率(ベータ)
個別の投資対象が、属するアセットクラスに対してどのくらいリスクの大きさが違うかを表した倍率をβ(ベータ)と呼びます。これもアセットクラスのリスクプレミアム同様の方法で決定することができます。上場株式の場合は「銘柄名 ベータ」とすれば検索で見つけられます。ここでの倍率もまた、投資家心理によって変化します。ベータの計測もリスクプレミアムの計測と同じ記事で扱います。
割引率の分解まとめ
- 実質GDP成長率. インフレを除いた経済成長
- インフレ率. 物価の上昇率
- アセットクラスのリスクプレミアム. アセットクラスの国債に対する超過リターン
- ベータ. 個別の投資対象の、アセットクラスに対するリスク倍率
複数の資金調達方法を行う場合の割引率(WACC)
企業/不動産(REIT)/プロジェクト/インフラなど、複数の方法で資金調達をしている場合、一般的に割引率の加重平均をとったものを割引率として扱います。その割引率をWACC(Weighted Average Cost of Capital)と呼びます。
採用コストの平均相場は?採用単価の削減ポイント6つ
業種別の採用コスト平均値
IT・通信・インターネット:1,094.5万円
メーカー :1,138.5万円
商社:596.6 万円
サービス:503.9万円
レジャー :512.0万円
医療・福祉・介護:387.1万円
流通・⼩売 631.2万円
フードサービス:426.9万円
マスコミ・広告・デザイン:402.2万円
⾦融・保険・コンサルティング:1,033.4万円
不動産・建設・設備・住宅関連メーカー:576.5万円
運輸・交通・物流・倉庫:458.0万円
環境・エネルギー:330.6万円
2.新卒採用にかかる平均コスト
3.中途採用にかかる平均コスト
採用コストを削減するポイント6つ
1.ダイレクトリクルーティングを利用する
ダイレクトリクルーティングの料金形態は先行投資型と成果報酬型に分かれます。先行投資型の場合、年間100 万円 ~400万円程度、成果報酬型の場合は年収の15%程度が相場です。
求人媒体の掲載費用が1ヶ月60 万円 ~150万 円 、エージェントの成果報酬が年収の35%前後であるため、ダイレクトリクルーティング に変えるだけでも 大幅なコスト削減に繋がります。
ダイレクトリクルーティングではスカウトの通数ごとに費用を支払うケースが多いです。そのため 候補者を見極めて 少ない通数で採用成功できればその分採用 コスト をおさえることも できます 。
一方でスカウトを 送付する候補者選定に時間がかかったり、スカウト返信率を高めるため文面を候補者にあわせてオリジナルで作成したり と、内部コストが比較的高くなる 傾向にあることを念頭においておきましょう。
スカウト媒体の選定に悩んでいる 採用担当者 は、全13サービスの 料金・返信率・登録属性などを分析した下記資料を参考にしてみてください。無料でダウンロードできます。
2.採用広報に力を入れる
マッチング率の高い求職者との出会い を増やすためには 年収だけでは動かない層や転職活動を検討していない潜在層など、幅広い人材に企業を知ってもらう必要があります。企業が掲げるミッションを社長のインタビュー記事で伝える、社員同士の対談記事を載せて雰囲気を伝えるなど、実際に入社してみないとわからないような企業の魅力を広報していきましょう。
採用広報のはじめ方は複数あります。 企業の採用メディアを立ち上げる企業も増えていますが外部コストをおさえたいなら、 TwitterなどのSNSやすでに登録ユーザー数の多いWantedlyを活用するのがオススメです。
3.ソーシャルリクルーティングを利用する
4.リファラル採用をする
リファラル採用とは社員に友人や知り合いを紹介してもらい候補者を募る手法です。社員の協力や リファラル制度の整備 が必要ですが、 成功報酬や掲載費などの外部コストをかけずに採用ができます。
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