ナンピンは投資の悪いポジションの持ち方と考えがちですが、実は立派な手法です。
FXの勝ち方とは?実践すれば負けにくくなる法則10選!
FXの勝ち方は 負けないトレードができるようになる事 です。
・損失を少なくし「損小利大」のトレード
・1つ1つのトレードに一喜一憂しないでトータルで利益が出せるトレード
・今すぐ稼ぐ事ではなく将来稼ぎ続けるスキルを身に着けると考える
・「FXは簡単」ではなく「努力と忍耐と継続」が必要なビジネスと考えを改める
・チャートが悪い、手法が悪いではなく、すべての結果は自分自身に責任があると考える
・取引ルールがすべてに優先する
退場者の多くは この4つの考え方を持てなかったからFXから離れた と言っても良いでしょう。
・資金に余裕を持たせる
・ナンピンをしない
・損切りルールを守る
・分析を怠らない
・自分に合ったトレードスタイルを選ぶ
・タイミングが悪いときはトレードをしない
・勝っている投資家に学ぶ
・デモ口座で練習する 損切りラインの決め方や損切りをしない問題点
・通貨ペアを見直す
・自動売買ツールを使ってみる
資金に余裕を持たせる
実際には小資金から始めた場合もう少し多くなりますが、大切なことは FXは勝つ可能性もあるが負ける可能性もある事を認識すること です。
「早く稼ぎたい」との気持ちは十分わかるのですが、 徐々に利益を重ね、それが積み重なって大きな利益になる投資がFX です。
ナンピンをしない
ナンピンは投資の悪いポジションの持ち方と考えがちですが、実は立派な手法です。
- ポジションを持ったけど反対に相場が進んでしまって含み損が出ている
- しかし多分ここから好転するだろうと追加のポジションを持つ
- また反対に進んだけどここで今までの倍ポジションを持って予定通り進めば損も出ないし何とかなる・・・
損切りルールを守る
FXの勝ち方を考える上で 損切りのルール設定は必須 です。
この負けた方のほとんどが損切りの設定もせず「恐らく相場が好転するだろう」と 「根拠のない期待」で含み損を大きくしたことが原因 です。
分析を怠らない
「相場の先は誰もわからないのならば分析しても無駄」
相場の動きにはある一定の法則があり、チャートの動きの中からその法則を見つけ、 予想の精度を上げる手段が相場分析 なのです。
決して「値ごろ感」「2分の1の選択」では無く、客観的なデータに基づいた予想になります。
相場分析の種類 | 主な分析の仕方 |
---|---|
テクニカル分析 | チャートの動きのパターンやインジケーターを使い、次の動きを予想する方法 |
ファンダメンタル分析 | 経済指標や要人発言、各国の情勢などの情報から相場の動く方法を予想 |
相場分析の種類 | 1回のトレードの長さ | 主な分析の仕方 |
---|---|---|
スキャルピング | 数秒~数十分 | テクニカル分析 |
デイトレード | 数分~数時間 | テクニカル分析 |
スイングトレード | 数日~数週間 | 期間が長くなるほどファンダメンタルズ分析要素が強くなる |
長期トレード | 週単位~月単位 | ファンダメンタルズ分析 |
ほとんどの初心者トレーダーはテクニカル分析から始めると思いますし、テクニカル分析から始めたほうが取り組みやすいでしょう。
・相場の基本法則(ダウ理論や三尊などのチャートパターン)を最初に身に着ける
・全てのインジケーターはローソク足から出来ている事を理解する
・過去チャートを含め、できる限りチャートを見続ける
相場の基本法則(ダウ理論や三尊などのチャートパターン)を最初に身に着ける
FXで早く稼ぎたいと思うとテクニックに走りがちですが、実際は 相場の基本法則を身に着け実践で使えるレベルにした方が早道 損切りラインの決め方や損切りをしない問題点 です。
FXは「急がば回れ」の考え方が勝ち方のポイントでしょう。
全てのインジケーターはローソク足から出来ている事を理解する
つまり、インジケーターや手法から勉強してしまうと、勉強しているつもりが 実は肝心の部分が学べていない となってしまうわけです。
インジケーターや手法はチャートの基本法則を知り、ローソク足の動きが分かった上で、 その根拠を確実なものにするための補助として使う使い方が正しい使い方 であることは覚えておきましょう。
過去チャートを含め、できる限りチャートを見続ける
自分に合ったトレードスタイルを選ぶ
FXの勝ち続ける為には自分の戦う舞台を決める必要があります。
最初に 損切りラインの決め方や損切りをしない問題点 1つのトレードスタイルを極める事がFXの勝ち方のポイント です。
・メインの時間足を決める
・取引方法を決める
・取引ルール決める
またトレードスタイルを決めるまではトライアンドエラーを何度も繰り返し学び続ける必要があります。
メインの時間足を決める
しかしこれではあまりにも曖昧です。
具体的には どの時間足をメインに分析してトレードしたいのかを最初に決めなければいけません。
つまり 戦う時間足を決めなければ戦い方を決められない わけです
取引方法を決める
取引方法 | |
---|---|
順張り | 大きな流れにもメインで観察している時間足でも現在発生しているトレンドに乗ってポジションを持つ手法 |
逆張り | 大きな流れに逆らっていないが、メインで観察している時間足ではトレンドに逆らった方向にエントリーする手法 |
順張り、逆張りについての定義は様々ですが、 初心者はどちらも「大きな流れに逆らわない」ことを忘れないようにすることがポイント です。
1つの取引方法を深く考え、不具合を修正していく。 FXで勝つためには「こだわり」も必要 ですよ。
取引ルールを決める
トレードスタイルとは最終的に 自分が守ることができる取引ルールを持つ事 と言い換えられます。
ポイントは「感情の入り込む余地がない明確なルール」という点。
タイミングが悪いときはトレードしない
FXの勝ち方は負けないトレードを身に着けるとずっと話してきましたが、その為には攻めてはいけません。ひたすら待ちます。
具体的にはこの2点を守ることでしょう。
FXは今ではなく将来利益が出ていることを目指す投資方法です。どうしても目先の利益に気持ちが向いてしまうのなら上記2点を紙に書いて画面の端に貼っておくのも良いと思いますよ。
勝っている投資家に学ぶ
勝っている投資家に学ぶとは手法を学ぶのではありません。
・相場の原理原則に則した内容か
・話している事に一貫性があるか
・営業的要素がない内容か
ですので、 情報はFXの基礎を学ぶ場所と割り切り、手法はオリジナルを作る参考程度に活用した方が有効に活用できる でしょう。
デモ口座で練習する
FXの勝ち方で重要な「取引ルール」ですが、勝てないトレーダーはこの「取引ルール」が守れない人が非常に多い。
ですのでデモ口座は勝ち負けではなく、 自分の取引ルールが正常に機能しているかなどの検証の場所 として使ったほうが賢明でしょう。
- 取引ルールを作る
- 過去チャートで検証
- デモ口座で取引ルールが機能するか検証確認
- 修正が必要な場合は1に戻る
- リアル口座で心理的バイアスの問題を克服
通貨ペアを見直す
通貨ペアには特徴があり トレードスタイルによって通貨ペアを限定する事がFXの勝ち方では重要な要素 となります。
FXで勝ち続ける為には 1つのポジションの精度を上げる事が大事 になってきます。
トレードスタイルにあった通貨ペアを選ぶとともに、 自分が精度を低下させないで監視できる通貨ペアは何個なのか客観的に判断する必要はある でしょう。
短期取引で選ぶべき通貨ペアの特徴
流動性が多い通貨ペアとは市場参加者が多い通貨ペアの事を言います。
短期取引の場合には通貨ペアの特徴を良く理解し、チャートを監視し続け、 通貨ペアの動きを体で覚える事が勝ち方として必要 でしょう。
長期取引で選ぶべき通貨ペアの特徴
長期取引の場合は最初に スワップポイントで利益が取れるのか が通貨ペア選びの一つの基準になります。
例えば現在日本は金利-0.1%、南アフリカ共和国が金利3.5%です。この時ランドを円で買うと3.5%--0.1%=3.6%の金利をラントを持ち続ける限り受け取れます。
自動売買ツールを使ってみる
・取引ルールが中々決まらない
・感情に流されて取引ルールが守れない
・仕事でチャートを十分に観察できない、土日しかチャートを見られない
なぜFXで失敗する人には共通点があるのか?成功のための取引方法と考え方
投資関連
しかし、「なぜか上手く行かない」と思っている人には、 本人が自覚していないだけで明確な原因 があります。FXで失敗しやすい人の特徴や、どうすれば失敗しにくくなるのかなどについて、この記事で詳しく解説していきます。
FXにおける「失敗」とは
FXにおける失敗とは、 損失が膨らんでロスカットされたり、大きな含み損を損切りして多くの資金を失ってしまったりすること です。
小さな損失であれば、「失敗」に含める必要はありません。損失をまったく出さずにFXをやるのは不可能なので、成功するためには「 損失を小さく、利益を大きくする 」ことが重要だからです。
FXで失敗する人の共通点
- 損失を取り戻そうとする
- むやみにポジションを取る
- コツコツドカンする
- 損失を放置してロスカットされる
損失を取り戻そうとする
むやみにポジションを取る
FXで1回でも利益が出る成功を経験すると、 必要がないときでもポジションを取りたくなってしまいやすい です。「ポジポジ病」と呼ばれることもあります。
FXで成功したいなら、ポジションを何回も取るのではなく、 自分が得意なチャートパターンが現れたときなどにエントリーして、勝率を高めた方が良い です。利益が取れそうなときだけエントリーするので、十分に利益を取れます。
コツコツドカンする
FXの失敗で多いのが「 損切りラインの決め方や損切りをしない問題点 コツコツドカン 」と言われる失敗です。コツコツドカンとは、小さく利益を出し続けてコツコツ積み上げていたのに、1回の大きな損失をドカンと食らってそれまで積み上げた利益がパーになってしまうことです。
これもFXで失敗する人に多い特徴で、それまでに小さい利益が出ていたため、 自分の力量を過信してしまい、大きなポジションを取って失敗してしまう といった原因があります。そういうときに限って損切りの用意をしておらず、大きな損失になってしまうのです。
損失を放置してロスカットされる
自動売買をやっている人にありがちなのが、 含み損を放置しておいたらいつの間にかロスカットされており、資金がすべて溶けていた という失敗です。
したがって、ロスカットされてすべてのポジションが決済される前に、利益が出ない一部のポジションだけを決済して整理したり、証拠金を追加で入金したりする必要があります。この手間を面倒くさがって含み損を放置してしまうと、 損切りラインの決め方や損切りをしない問題点 ロスカットされて損失を確定されてしまう 可能性があります。
FXで失敗しないための考え方
ここからは、 利益が出ているトレーダーの考え方 を2つ解説していきます。これらの考え方を身につけることで、FXで勝てるトレーダーになりましょう。
損失を取り戻そうとしない
FXでは冷静な判断が必要なので、 損失を引きずらないようにしましょう。 損失を出したことをくよくよ悩んでも意味はないので、終わったこととして忘れて次のトレードをするくらいがちょうど良いです。
実際、勝てているトレーダーも勝率100%ではありません。彼らも損失を出していますが、 損が出たことと次の取引で利益を出せるかどうかは無関係なので、気に留めない のです。
「損失を出してしまった、どうしよう」のように引きずることは、 次のトレードに良い影響は与えません。 冷静な判断を妨げる悪い影響になることがほとんどです。
トータルでのプラスを目指す
プロのFXトレーダーでも損失を出すことはあります。しかし、 損失は小さく抑え、利益を大きく伸ばしている ので、全体的にはプラスになっています。
同様に、FXで失敗しやすい人も、「損失は小さく利益は大きく」の考え方を持ちましょう。一回一回の勝敗を気にするのではなく、 損切りラインの決め方や損切りをしない問題点 トータルでプラスになればOK と考えるのです。
FXで失敗しないための取引方法
- 損切りルールを徹底する
- 利益確定を急がない
- レバレッジをかけすぎない
- ポジションを持ち越さない
損切りルールを徹底する
大きな損失を防ぐためには、 損切りラインの決め方や損切りをしない問題点 素早い損切り が重要です。素早く行うためには、迷ったり考えたりする時間を作らなければ良いですよね。
本来はロット数に応じて損切りラインを決めるのですが、初心者の場合、その計算に手間取って損切りのタイミングを逃してしまうかもしれません。そこで、単純に「 資産全体の何パーセントを超える損失が出たら損切りする 」とルールを決め、この条件を満たしたら即座に損切りするようにしましょう。
何パーセントに設定するかが問題ですが、一般的には 1パーセントから2パーセントほど が良いとされています。
損切りには「逆指値注文」が使えるので、試してみてください。逆指値注文は「このレートに来たら損切りの決済をする」という注文を予約するような機能なので、手動で損切りするよりも迷いが生じにくいです。
利益確定を急がない
レバレッジをかけすぎない
FXの初心者によくある失敗が、 レバレッジのかけすぎ です。レバレッジをかけると自分が持っている以上の資金を動かすことができるため大きな利益が狙える反面、損失も大きくなるからです。
日本のFX会社では最大25倍のレバレッジをかけられますが、いきなり25倍で始めるのはリスクが大きいです。レバレッジをかけない場合に比べて、 1回の失敗で25倍の損失が出てしまう からです。
よって、最初は低めのレバレッジからスタートすることをおすすめします。 2倍から3倍 で十分だと思いますが、物足りなくても最大10倍に抑えるなどの工夫をしましょう。
ポジションを翌日に持ち越さない
損切りの注文を入れていなかった場合、 含み損が大きく膨らんでロスカットされるリスク もあります。実際、朝起きて相場を見たら大暴落が起きており、ロスカットされていた事例は枚挙にいとまがありません。
放置している間に大変なことが起きるリスクがあるので、 ポジションは起きている間に決済しておくのがベター です。自動売買など放置を前提にした取引もあるのですが、損切り注文を入れておくなどリスク管理を徹底しましょう。
失敗しないために注意すべきこと
- ポジションを持ちすぎない
- 余剰資金で取引する
- 低コストの会社を選ぶ
証拠金維持率を確認!ポジションを持ちすぎない
ポジションを持ちすぎているかどうかの目安になるのが「証拠金維持率」です。100パーセントを下回ると、証拠金よりも含み損の方が大きい状態なので、絶対に100パーセントを下回らないように気をつけましょう。
一般的には、 300パーセント以上が証拠金維持率の目安 です。これくらいをキープすることを意識しながらトレードすることをおすすめします。
余剰資金で取引する
FXに限りませんが、投資は 余剰資金だけを使って取引 しましょう。運用に失敗し、資金を失うリスクがあるからです。
低コストの会社を選ぶ
FXをやるためにはFX会社にコストを支払うので、これを節約できる 低コストな会社 を選んで使いましょう。具体的には、取引手数料とスプレッドがFX会社に支払うコストです。
FXで勝つには失敗から学ぶことが大切
取引しやすい時間帯を知る
具体的には、欧州勢がエントリーする 16時から17時 、アメリカ勢がエントリーする 23時から深夜2時 です。この時間帯はトレンドに素直な動きをすることが多く、FX初心者でも比較的やりやすいです。
通貨ペアの特性を知る
基本的には、世界中の大勢が取引している 米ドル/円、米ドル/ユーロ がおすすめです。経済指標や報道に素直な値動きをしやすいからです。
ただし、自動売買でレンジ相場を狙う場合は別の観点で通貨ペアを選ぶ必要があります。レンジを形成しやすいのは 豪ドル/NZドル や スイスフラン/円 だからです。
チャート分析の知識を身につける
チャート分析は奥が深いので、勉強すればするほど勝率を上げることができます。移動平均線は知っていても、ボリンジャーバンドやMACDまで使いこなしている方は少ないのではないでしょうか?
チャート分析の知識を極めるほど勝率を上げられるのは、さまざまな指標を分析することで、「このあとこう動く」という 予想の根拠を多く挙げられるから です。根拠が多いほど予想の的中率は上がるので、チャート分析の勉強が重要だと言われているのです。
FXで勝つために私が行っている5段階のトレード手順を教えます!
上昇トレンドなら買い
下落トレンドなら売り
2. 相場の節目を確認してエントリーをどこにするかを決める
チャートを確認して、買いか、売りかを決めたら、次はどこで買うのか(売るのか)といったエントリーポイントを決めます。
サポートとは?
買い圧力が強ければ、仮に押し目で下落してもその価格帯で支えられて、反転上昇する確率が高いと思われるので、この サポートの手前で買う のです。
反対に、この買い圧力が強いと判断できる価格帯を割り込むようなことがあれば、さらに下落する確率が高いと思われるので、 割り込んだところから新たに売る 損切りラインの決め方や損切りをしない問題点 損切りラインの決め方や損切りをしない問題点 のです。
レジスタンスとは?
売り圧力が強ければ、仮に戻りで上昇してもその価格帯で押さえられて、反転下落する確率が高いと思われるので、この レジスタンスの手前で売る のです。
反対に、この売り圧力が強いと判断できる価格帯を上抜くようなことがあれば、さらに上昇する確率が高いと思われるので、 上抜いたところから新たに買う のです。
■注意点
仮にエントリーするポイントが見つかっても、目標とする利食いポイントまでの値幅が小さ過ぎたり、手前に厚い壁(相場の節目)がある場合にはトレードを控えたりする場合があります。
株の利益を拡大させるレバレッジ取引とは?投資初心者が失敗しない方法を解説!
寺井友基 GFS(グローバルファイナンシャルスクール) 専任講師
もっと効率よく大きな利益が上げたい。
そんな気持ちから、株のレバレッジ取引に興味をもちながらも、レバレッジをかけるのはちょっと怖い、、、
と思ったことはありませんか?
この記事を読み終える頃には、レバレッジ取引の基本的なルールや注意点だけでなく、 実際に取引をする際のレバレッジ取引の活用方法などを知ることができます。 株の取引方法にバリエーションが持てれば、もっと利益もだしやすくなりますので、ぜひ、読んだら行動に起こしてみていただければと思います。
レバレッジ取引と通常取引の違い
「レバレッジ」とは?
「レバレッジ」とは、信用取引のことです。
信用取引とは、現金や株式を証券会社に担保として預けて、 その金額の3.3倍までのお金を証券会社から借りてできる株の取引です。
レバレッジ=「てこの原理」
ただし、取引額に対して必要な担保の金額が定められ ており、 一般に 証券会社から借りるお金の 30% 以上 が担保金として必要です。
この 担保割合(30%以上) を割り込んで一定割合以下になった場合、 追加の保証金(追証)を差し入れなければいけません。
また、信用取引では、売買手数料のほかに、 金利や貸株料いったコストがかかります。
詳細についてはお取引のある 金融機関の手数料をご確認ください。
ちなみに、信用取引や先物取引、オプション取引、FXなどにおいて、手仕舞い せずに未決済のまま残っている約定のこと(「ポジション」ともいう)を建玉(たてぎょく)と呼びます。
略して「玉(ぎょく)」と呼ばれることもあり、 買い付けとなっている建玉を買い建玉 、 売り付けとなっているものを売り建玉 といいます。
2種類の信用取引とその違い
信用取引には、「制度信用取引」と「一般信用取引」の2種類があります。
最も一般的に利用されている のは 「制度信用取引」 です。
(引用:GFS講義資料 第3編 資産運用 第5章 株式(2)株式の売買手法「 2つの信用取引と取引コストの比較」)
レバレッジ取引(信用取引)の注文方法
信用取引をする際は、 保証金を担保に証券会社から買付代金を借りて株を買い付ける「買建」 と、 保 償金を担保に証券会社から株券を借りてその株を売り付ける「売建」 の二つがあります。
そして、それぞれ返済(決済)には2つの方法があります。
信用買いの場合は、建玉の反対売買(売却)を行うか、 株式を売却せずお金だけを返済することで 現物株を受け取ることができます。
信用売りの場合は建玉の反対売買(買戻し)を行うか、 建玉と同じ銘柄の現物株を持っている場合に、現物株を差し出すことで返済する方法です。
※手数料、金利などの諸費用は金融機関ごとに定められた金額が課されます。
レバレッジ取引(信用取引)で最も避けたい追証とは?
信用取引の委託保証金には「最低保証金率」が定められています。 これは信用取引をしている金額に対して、 最低でも常にこれだけは維持しなければならないという 保証金の割合のことですね。
「追証(=追加保証金)」とは、*代用有価証券が値下がりしたり、 信用取引をしている銘柄に含み損が生じたりした場合、 委託保証金がこの「最低保証金率」を保つために必要な額を下回った時に 不足分として追加で必要になる保証金のことです。
*代用有価証券(だいようゆうかしょうけん)
・・・ 委託保証金は現金のほか、保有している現物株式を時価評価し、保証金として差し入れることができます。 これを「代用有価証券」とよびます。(引用元:楽天証券)
※建玉の評価損は、委託保証金から減額されます。
追証は翌々営業日の12:00(正午)までに 入金もしくは建玉の決済が必要となります。
証券会社によって「最低保証金率」は、 異なっていますが、概ね建玉の20%程度に 設定されている会社が多いですね。
寺井
300万円の株取引をするためには、その金額の20%(60万円)が必要。
余裕をもって100万円を委託保証金として預けた。
ということですね!
寺井
追証になると、 期限内に追加で委託保証金を入金しなければ、建玉は全て 強制決済 されます。
レバレッジ取引(信用取引)をはじめるには「信用取引口座」が必要
信用取引をはじめるには、 一般口座とは別に「 信用取引口座」の開設が必要 となります。
ただし、信用取引口座は 誰でも開設することができるわけではありません。 先述したとおり、 信用取引は現物株の取引に比べてリスクが大きいため、信用取引口座の解説には、 年齢や資産状況、取引経験などをもとに審査が行われます。
・居住地が日本国内にあること
・自身のメールアドレスをもっていること、インターネット環境があること
・金融商品のリスクについて十分に理解していること
・20歳以上の成人であること
・金融資産が100万円〜300万円以上あること
・ 氏名、住所、電話番号、生年月日、職業(勤務先を含む) 損切りラインの決め方や損切りをしない問題点
など
金融資産300万程度、信用取引の経験や 現物株式での取引経験が3年以上あれば、 特に審査に落ちるといった心配は必要ありません。
場合によっては、ネット証券をご利用の方であったとしても、 電話面接が行われることもあります。 ただ、電話面接とは言っても資産状況や取引経験の確認がメインで、5 〜10分程度で終わることが多いようです。
もし、審査に落ちてしまった場合でも、 後日同一の証券会社より申し込みをすることが可能ですので、 半年以上 の期間を空けて再度申し込みましょう。
※実際に信用取引を始めるためには、 証券口座にお金を入金した後に、 預り金を信用取引口座に保証金として振り替える必要があります。
レバレッジ取引(信用取引)のメリット・デメリット
メリット(自己資金よりも多くの金額を取引できる)
先述した通り、信用取引をすることで最大で保証金の3.3倍までの金額を運用することができます。
つまり、同じ金額を投資に使った場合、 損切りラインの決め方や損切りをしない問題点 信用取引の方が現物取引よりも投資の資金効率が良くなる ということですね。
デメリット(通常よりも多くの損失が発生する可能性がある)
信用取引を活用することで、 現物取引よりも大きな利益を狙うことができますが、 その反面損失を被る金額も同様の結果になります。 現物取引であれば、100万円分の株式を購入して 10%下落したとしても損失は10万円ですが、 3.3倍のレバレッジを掛けている場合、 損失は33万円になります。
レバレッジ取引(信用取引)で気をつけるべき4つのポイント
委託保証金には代用有価証券ではなく、現金をいれる
しかし、この代用有価証券の場合、有価証券自体の評価額(株価等)が下がると担保価値が落ちてしまい、 委託保証金維持率が追証ラインを割ってしまう可能性があります。 保証金は、代用有価証券ではなくなるべく現金を入れておきましょう。
レバレッジを抑える
信用取引は保証金の約3.3倍までの取引ができますが、この 最大倍率目一杯で取引をする必要はありません。
レバレッジが高ければ高いほど、リスクは増します。 レバレッジ取引に慣れるまでは、 最大でも2倍程度の取引に抑えておくのが賢明でしょう。
逆指値注文を活用する
逆指値注文とは、「 ○○まで上がったら買う 」、「 ○○まで下がったら売る 損切りラインの決め方や損切りをしない問題点 」という注文が発注される 条件を設定しておく注文方法 です。
通常の指値注文の「○○まで上がったら売る」、「○○まで下がったら買う」という発注条件とは逆なので、逆指値注文といいます。
信用取引を行う際は、 通常の取引よりもリスク管理を 徹底する必要があります。
逆指値注文は、リスク管理でよく使われる注文方法です。損切りラインを事前に設定して逆指値注文をしておき、損失幅を大きくしないようにしておき、追証の発生を防ぐようにしましょう。
信用二階建て取引をしない
信用二階建て取引とは、 「同じ銘柄を現物と信用取引で買う」ことです。
保有している現物株を信用取引の担保にして、 同じ銘柄をさらに信用取引で買い建てることで 二階建ての取引になりレバレッジ効果がさらに高まります。
例えば、A社の株を500円で購入し、それを担保に3倍の信用取引で1500円さらに買ったとします。 損切りラインの決め方や損切りをしない問題点
株価が700円になれば、利益は合計800円となり、現物購入のみ(利益200円)よりも4倍の利益が得られることになりますね。
しかし、レバレッジが高くなった分だけ、 株価が下がった際のダメージも大きくなります。
現物株と信用建玉の評価損が増えるだけでなく、 担保として利用している現物株の評価も下がって維持率が悪化し、 追証が発生しやすくなるのです。
保証維持率の減少要因
→二買建ての状態で株価が下がると、 評価損 + 保証金額の減少 両方発生する
以上から、信用取引の二階建て取引はリスクが高いため初心者の方にはお勧めしません。
ちなみに、二階建て取引がリスクが高いということから、 証券会社側では二階建て取引に対して 独自に『二階建て制限銘柄』というのを選定するなど、 独自の制限を設けている ところが多いです。
レバレッジ取引(信用取引)に向かない人 損切りラインの決め方や損切りをしない問題点
資金に余裕がない人
信用取引は、ある程度資金に余裕がある人に向いています。
万が一、評価額が証拠金維持率を下回って追証が必要になっても、 資金に余裕があれば追加資金を入金することで強制決済を解決できます。
追証の強制決済を避けるためにも、 資金に余裕がある人以外はレバレッジを活用するのは控えましょう。
想定している投資期間にもよりますが、 慣れるまではレバレッジは資金の2倍程度に留めておくのがお勧めです。
信用取引は場合によっては大きな損失を被る恐れもあることを覚えておいてくださいね。
損切りができない人
相場の格言に「見切り千両、損切り万両」という言葉があります。
これは損失がまだ浅いときに見切りをつけるのには千両の価値があり、 損切りをするのは万両(千両の10倍)の価値があるという意味です。
投資において、損切りはそれほど重要なものです。
特に レバレッジ取引をしている場合は、 一定のところで見切りをつけることが非常に重要 です。
感情的になりやすい人
投資をしていると、「今回は取り戻せるかも」「 もう少し待てば逆に利益が出るかも」と思う 場合もあるかもしれません。
しかし、損切りなどの取引ルールを決めたのであれば、 その取引ルールを必ず守る必要があります。
損切りのルールを決めたら、 ルールに則って機械的に損切りをしましょう 。
ルールを徹底していくことで、 全体としての損失を小さくすることができるからです。
感情的になりやすい人ほど、 冷静な判断ができないことが多いので、 常に 冷静に市場を見極めることができない人は レバレッジ取引は避けた方が良い でしょう。
レバレッジ取引(信用取引)の活用例
信用取引を活用することで 現物取引より期待収益を大きくするだけでなく、 相場の下落局面であっても利益を上げることができます。 また、信用取引は中・長期で安定的に保有する銘柄の リスクヘッジとして活用されることもあります。
取引の特性を活かし目的に応じて使い分けることで、 より効率的な資産運用を実現しましょう。
ここでは、代表的な信用取引の活用例3つを紹介します。
1.下げ相場で利益を狙う
現物取引では「買い」からしか始められませんが、 信用取引なら証券会社から株を借りて、 「売り」からでも取引を始めることができます。
株価が高いときに売って、 下がったときに買い戻せば利益を出すことができるので、 現物取引よりも収益チャンスが拡がります。 ただし、予想に反して株価が上昇した場合は損失となってしまいます。
2.保有株式の値下がりリスクを回避する
現物株の継続保有を考えているものの、 目先下げ局面が予想される場合は、 値下がりによる評価損を回避するには 現物株を保有したまま、 同じ銘柄を信用売りする「つなぎ売り」 が有効です。
「つなぎ売り」をすることで、 株価が変動しても負担する金額は手数料のみ となります。
・株価が想定通り 下がった場合 →現物株式は損失が発生するが、信用取引の利益で相殺される。
・株価が想定外で 上がった場合 →信用取引は損失が発生するが、現物株式の利益で相殺される。
また、「つなぎ売り」の活用事例として、 株主優待の権利取りに利用する 投資家もいます。
株主優待を実施している銘柄を保有(買付)し、 信用取引での売建(価格変動リスクのヘッジ)を同時に行なうことで、 株主優待の権利を獲得しつつ株価の下落による損失を回避することもできます。
もちろん、タイミングよく「高値で売って、安値で買い戻す」ことができれば、 保有銘柄の値上がり益以上の利益を得ることもできます。
ETFを使って、保有株式ポートフォリオのヘッジを行なう
資産に占める株式の保有割合が大きい場合、 株式相場全体が下がると、資産総額が 目減りしてしまうケースが多くなります。
そういった場合、 日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)のような 株式相場全体の動きに連動するETFなどを信用新規売りしておくことで、 保有株式ポートフォリオのリスクをヘッジする効果が期待できますね 。
ペアトレードを活用して利益を狙う
ペアトレードとは、*相関関係が高い2つの銘柄を「買い」と「 売り」で組み合わせて、その価格差を利用して利益を狙う投資手法です。 「売り」と「買い」をセットで持つことで、相場全体の値動きに影響を受けにくく利益を追求していくことができます。
*相関関係
・・・1 二つのものが密接にかかわり合い、一方が変化すれば他方も変化するような関係。
2数学で、一方が増加すると、他方が増加または減少する、二つの変量の関係。(引用元:goo辞書 )
①同一業種の値動きに着目
相対的に 割高な銘柄を売建し 、 割安な銘柄を買建 で同時に持ちます。
相対的な 割高・ 割安が解消されたら 同時に反対売買を行なうことで 相場全体の方向性に関係なく利益を狙えます。
日経平均やTOPIXといっ た株価指数も ETFを使えばペアトレードに利用できます。
②為替、原油価格等の値動きに着目
今後の為替相場で円安を予想する場合、 輸出企業など 円安メリットを享受する業種(自動車、機械等)を買建 して、 輸入企業など 円安デメリットを受ける業種(ガス、紙パ等)を売建 します。
まとめ
・レバレッジ取引とは、証券会社からお金や株を借りて行う株の取引のこと
「てこの原理」で少額で大きな額の取引ができる
・レバレッジ取引で気をつけなくてはならない「追証」とは、委託保証金が最低維持率を下回ったときに追加で支払う保証金のこと
・レバレッジ取引は株価の小さな値動きに注意してリスクコントロールしながら取引すれば、 少額で大きな利益が得られる。
しかし、 その分損失も大きくなりやすい
・レバレッジ取引で初心者は、以下4つのポイントに気をつける
-
損切りラインの決め方や損切りをしない問題点
- 下げ相場で利益を狙う
- 保有株式の値下がりリスクを回避する
- ETFを使って、保有ポートフォリオのヘッジを行う
- ペアトレードを活用して利益を狙う
レバレッジ取引によって、投資利益を拡大させる機会を大幅に増やせる。
しかし、レバレッジ取引はリスクを高めるのでリスクコントロールが超重要
”「なぜ、この銘柄に投資をしたのか?」「どこで利益確定、損切りを検討するか」を自信をもって言える”
この状態には必ず達してください。
それが言えれば、投資成果がプラスでもマイナスでも、次の投資行動に対して分析して生かしていくことができます。
PDCAが回っている、という状態です。
自分の投資で、なぜ利益がでたか?なぜ損失になったのか?を分析できる状態になるには、投資の本質を理解したうえでの考え方を学ぶことが大事になります。
FXで大失敗|1000万円の大損経験でわかった初心者が損しない5つのこと
しかし、損切しないでナンピンをすると、ポジションが倍になります。もし逆行すると、倍々で損失がふくらんでいきます。 決済ボタンをクリックすべきときに、新規注文をクリックするのですから、無茶苦茶なことをしています 。1回は助かったとしても、いずれ地獄を見るのは、火を見るよりも明らかです。1回で大損しなかったとしても、口座資金が一気に減ることになります。モチベーションも急激に低下し、資金もメンタルも立ち直るまで相当な時間を要します。
3.初心者が負ける5つの行動
1. ロットの上げ過ぎ
2. 損切りしない
3. 損切り貧乏
4. 無計画ナンピン
実は、 負けるトレーダーにはある程度の共通点があります。
1. 勉強しない
2. 勘違い 損切りラインの決め方や損切りをしない問題点
3. 焦り
4. 他力本願
5. リスクをよく考えない
3.1. 勉強しない
重要なことは、勉強してFX全般の知識をインプットし、それを実践でアウトプットすることです。 実践が役立つのは、知識をインプットしていることが前提 になります。そのために、まず知識をインプットしなければなりません。
3.2. 勘違い
しかし、 イメージすることと勘違いすることは、大違いです。 コツをつかんだからといっても、それはまぐれかもしれません。勝てるようになってきても、この先勝ち続けられるとは限らないです。 少し慣れてくると勘違いすることがあるので、注意が必要です。
3.3. 焦り
しかし、焦りはじめると、本を読んだりトレードしていても、何も頭にはいってきません。 いつも上の空状態で、つねに冷静さを欠いた状態になります。
1. エントリーまでの戦略を立てる(トレード根拠)
2. エントリーポイント(ロングorショート) 損切りラインの決め方や損切りをしない問題点
3. イグジットポイント(利益確定or損切り)
しかし、 焦りがあると、どこかが欠けてしまします。 結果、一貫性のあるトレードができなくなります。負けるとさらに焦り、負のスパイラルに陥るのです。この状態になると、トレードが苦痛になってきますね。
3.4. 他力本願
・インジケータが役にたたない
・本に書いていることが使えない
・この相場では仕方がない
・運が悪かっただけ
人は、 敗因を何かになすりつけることで、精神的に楽になろうとする傾向 があります。負けたのは自分のせいだと認めると、勝てない事実を突きつけられたことになり、FXでお金を稼ぐという夢が崩れてしまいますからね。どこか、逃げ道を作っておきたいのでしょう。
・勝てるトレード手法を探す
3.5. リスクをよく考えない
毎日20pips勝つと、「1年後には資産が1000万は超えている!」などと、捕らぬ狸の皮算用をしがちです。 勝ちばかりにフォーカスしてしまうと、リスクから目をそむけようとします。 確かに、大損などリスクが表面化しない限り、考えなくてもいいかもしれません。
私の場合、 リスクが顕在化するまで4年~5年かかりました。
リスクはあると認識していても、FXがどれほどリスキーな投資であるか、本気で考えたことがなかったです。負けはつきものですし、負けたら勉強代として勘定すればいい、と言い訳できる思考でした。 実際に大損しないと、リスクに対する実感がわかなったのでしょう 。
4.負けないようにすれば勝てる
それは、大損しないようにすればいいのです。
ほとんどの人は、勝てるようになるために、良いトレードルールを求めて試行錯誤します。フォーカスしているのは、利益確定の方ですね。そうではなく、上述したことの逆の行動をするだけでも、勝てるようになります。負けないこと、 少なくとも大損しないことが、勝ちにつながります。
1. ロットを上げ過ぎない
2. 必ず損切りする
3. 連敗を察知したら様子見する
4. 無計画ナンピンしない
5. しっかり学ぶ
6. 都合よく解釈しない
7. 焦らない
8. 他力本願をやめる
9. リスクを認識する
これらを意識するだけでも、 防御力が急激にアップし、負けを防ぐことが可能です。 損切りラインの決め方や損切りをしない問題点 これまでが「布の服」だとしたら、「鋼の鎧」をまとったイメージでしょうか。攻撃力も必要ですが、守備力・防御力も大事です。
自分の考えを否定し、その逆を認めるわけですからね。でも、これは「自分こそ正しい」という前提があるからではないでしょうか。 「自分は間違っているかもしれない」という謙虚な姿勢があれば、逆転の発想をすることができます。
5. 儲けるよりも生き残ること
確かに、最終的なトレードの目的は儲けることです。しかし、それには前提があり、生き残っていることです。退場してしまうと、全てが終了してしまいます。 どんな会心の一撃が出せたとしても、痛恨の一撃を受けたら一瞬で死にます。 防御力は高めておきましょう。
つまり、大損などの大失敗をしなければ、 おのずと生き残り、儲けることができます。 勝ち方は、ゆっくり考えれば良いのではないでしょうか。勝ち方よりも、先に負け方も学んでいかなければなりません。そのために、上述したような行動を心がけてください。
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